Chatbase 自社サイトAIチャットボット 問い合わせ対応を70%自動化
「同じような問い合わせメールに、毎日何件も同じ回答を書いている」——そんな中小企業・個人事業主の負担を軽くするのが、自社専用のAIチャットボットを作れる Chatbase です。
Chatbase は自社サイトのURLやPDF・FAQ資料を読み込ませるだけで、訪問者の質問に自動で答えるAIチャットボットを作れるサービスです。本記事では、編集部が料金・導入手順・他ツールとの比較を整理し、定型的な問い合わせ対応を減らす現実的な使い方を中小企業目線で解説します (Chatbase 公式サイト 参照)。
- 自社の資料を読み込ませるだけで、専門知識なしにAIチャットボットを作れる
- 無料プランがあり、月 50 件まで試せるので導入リスクが小さい
- 有料は月 $32 (約 ¥4,960) から、本格運用の Standard で月 $120 (約 ¥18,600)
- 「70%自動化」はあくまで定型問い合わせが多い場合の目安 (編集部のシミュレーション)
- 回答精度は読み込ませる資料の質で決まるため、FAQの整備が成否を分ける
編集部の見解として、Chatbase の価値は「AIに詳しくない担当者でも、自社サイトに問い合わせ対応の窓口を増やせる」点にあります。電話やメールに張り付く時間を、定型質問の自動回答に肩代わりさせ、人は判断が要る案件に集中する——これが中小企業にとって一番現実的な使い方だと考えます。
📌 Chatbase とは何か
Chatbase は、自社の情報を学習させて問い合わせに答えさせるAIチャットボット作成サービスです。ChatGPT のような対話AIを、自社サイト専用の「受付係」に仕立てるイメージに近いものです。
特別なプログラミングは不要で、用意するのは「AIに覚えさせたい情報」だけです。具体的には次のような資料を読み込ませます。
- Webサイトのページ: 会社概要・サービス説明・料金ページなどのURL
- PDFや文書ファイル: 製品マニュアル、よくある質問集、契約条件など
- 手入力のQ&A: 「営業時間は?」「返品はできる?」といった定番の質問と回答
読み込ませた範囲の中から、訪問者の質問に近い内容を探して自然な文章で返す仕組みです。元の資料に書いていないことは基本的に答えないため、的外れな回答が出にくいのが特徴です。
次のセクションでは、気になる料金プランを円換算で整理します。
💰 料金プラン (円換算の目安)
Chatbase の料金はドル建てで、無料プランから本格運用まで段階的に用意されています。下記は 1 ドル = 約 ¥155 で換算した目安です (為替により変動します)。
各プランの違いを、中小企業の使い方に当てはめて整理すると次の通りです。
| プラン | 月額 (目安) | 月間の応答上限 | 想定する使い方 | 編集部の評価 |
|---|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | 50 件 | まず動作を試す | お試しに最適 |
| Hobby | 約 ¥4,960 | 500 件 | 個人事業主・小規模サイト | コスパ良 |
| Standard | 約 ¥18,600 | 4,000 件 | 問い合わせが多い中小企業 | 本命 |
| Pro | 約 ¥62,000 | 15,000 件 | 複数サイト・問い合わせ集中 | 大型向け |
ここでいう「応答」は、AIが訪問者に 1 回返信するごとに 1 件消費される計算です (Chatbase 料金ページ 参照)。上限を超えると追加購入 (1,000 件あたり $40) もできます。
まずは無料プランで自社FAQを 1 つ作り、社内で 1〜2 週間試すのがおすすめです。実際の質問ログを見てから有料プランを選べば、無駄な上乗せ契約を避けられます。
中小企業の多くは、月数百件規模の Hobby か Standard で十分なケースが大半です。次は、導入で実際にどれくらい手間が変わるかを試算します。
問い合わせ対応はどれだけ楽になるか (編集部の試算)
「70%自動化」という数字は、定型的な質問が問い合わせの大半を占める事業者を想定した編集部のシミュレーションです。すべての問い合わせが自動化できるわけではない点に注意してください。
- 1 日 20 件の問い合わせに手作業で返信
- 定型質問にも毎回ゼロから回答
- 対応に 1 日あたり約 2 時間
- 定型質問はAIが自動回答
- 人は判断が必要な案件だけ対応
- 対応は 1 日あたり約 40 分に短縮
定型質問が多い場合の目安。実際の削減率は問い合わせ内容により変動します
重要なのは「AIに任せる範囲」と「人が見る範囲」を分けることです。営業時間や返品条件のような答えが決まった質問はAIに、見積もりや個別相談は人に振り分けると、品質を落とさず工数だけ減らせます。
業務全体の自動化に踏み込みたい場合は、Make で問い合わせを自動化するレシピ のような他ツール連携も合わせて検討すると効果的です。次のセクションで導入手順を見ていきます。
🛠 導入の流れ (4 ステップ)
Chatbase の導入は、Webサイト制作の専門知識がなくても進められます。編集部が確認した基本の流れは次の通りです。
1. アカウント登録
公式サイトから無料登録します。まずは Free プランで問題ありません。
2. 自社情報の読み込み
サイトのURL・PDF・FAQ を読み込ませ、AIに自社の知識を覚えさせます。
3. テストと調整
実際に質問して回答を確認し、間違う箇所は資料を追加して直します。
4. サイトへ設置
発行されたコードを自社サイトに貼ると、チャット窓が表示されます。
最初から完璧を目指す必要はありません。よく聞かれる質問 10〜20 個をまず登録し、運用しながら答えられない質問を足していくのが現実的です。
設置コードの貼り付けに不安がある場合は、サイトを作った制作会社に「このコードを設置したい」と渡すだけで対応してもらえることが多いです。次は、似たツールとの違いを整理します。
他のチャットボットツールとの違い
問い合わせ自動化のツールは複数あります。中小企業がよく比較する選択肢と Chatbase の位置づけを整理しました。
| ツール | 主な強み | 向いている事業者 | 編集部の評価 |
|---|---|---|---|
| Chatbase | 自社資料を読ませるだけでAI回答 | 問い合わせ対応を減らしたい中小企業 | バランス型 |
| 有人チャット系 | 人が直接対応・接客向け | 高単価商材の個別相談 | 接客特化 |
| 大手AI対話サービス | 高機能だが設計が必要 | 専任担当がいる企業 | 上級者向け |
Chatbase の立ち位置は「専任のIT担当がいなくても、自社の知識を答えるAI窓口を持てる」中間層です。本格的な対話AIを自前で組むのは ChatGPT を業務に使う方法 や Claude を仕事で活用するガイド のような対話AIの理解が前提になりますが、Chatbase はその手前を肩代わりしてくれます。
⚠️ Chatbase は「読み込ませた資料の範囲」でしか答えられません。FAQ や説明ページが薄いと、AIも「分かりません」を返しがちです。導入前に自社の情報を整理しておくことが、回答精度を左右します。
導入で失敗しやすいポイントも押さえておきましょう。
導入前に知っておきたい注意点
便利なツールですが、期待しすぎると「思ったより使えない」となりがちです。編集部が特に注意してほしい点を挙げます。
⚠️ 料金はドル建てです。円安が進むと円換算の月額が上がるため、年間予算を組むときは為替変動分の余裕を見ておくと安全です。
- 管理画面は主に英語: 設定画面は英語中心です。翻訳機能を併用すれば操作は可能ですが、最初は戸惑う担当者もいます。
- 個人情報の扱い: 問い合わせに氏名や連絡先が含まれる場合があります。プライバシーの取り扱い方針を社内で決めてから公開しましょう。
- AIの誤回答リスク: 完全ではないため、契約や金額に関わる重要案件は「担当者におつなぎします」と人へ誘導する設計が安全です。
これらは設計でカバーできる範囲です。「定型質問はAI、重要案件は人」という線引きを最初に決めておけば、大きな事故は避けられます。
編集部メモ: チャットボットは「設置して終わり」ではなく「育てる」ものです。月に一度、答えられなかった質問を見て資料を足す——この運用を続けた事業者ほど、自動化率が上がっていきます。
次に、よくある質問にまとめて答えます。
よくある質問
Q. プログラミングの知識は必要ですか? 基本的に不要です。資料を読み込ませて、発行されたコードをサイトに貼るだけで設置できます。コード設置が不安なら制作会社に依頼できます。
Q. 日本語の問い合わせに対応できますか? はい、日本語の質問・回答に対応します。管理画面は英語中心ですが、訪問者とのやり取りは日本語で行えます。
Q. 無料でどこまで試せますか? Free プランで月 50 件まで応答を試せます。導入判断の前に、自社FAQで実際の精度を確かめるのに十分です。
Q. 月額以外に費用はかかりますか? 応答上限を超えると追加購入が発生します。まずは無料か Hobby プランで実際の利用量を把握してから、上位プランを検討するのが無駄のない進め方です。
導入を検討する際は、まず公式サイトで無料登録して動作を確かめてみてください。
Chatbase 公式サイトを見る → ※ PR・アフィリエイトリンクを含みます
出典・参考情報
本記事の料金・機能は 2026 年 6 月時点で編集部が公式情報を確認した内容です。最新の料金は必ず公式サイトでご確認ください。試算はすべて編集部のシミュレーションです。
Mira / AI経営ラボ 編集長
料金プラン
| プラン | 料金 (JPY) | 請求 |
|---|---|---|
| Free | ¥0 | 月額 |
| Hobby ($32 を約 ¥155/$ で換算) | ¥4,960 | 月額 |
| Standard ($120 を約 ¥155/$ で換算) | ¥18,600 | 月額 |
| Pro ($400 を約 ¥155/$ で換算) | ¥62,000 | 月額 |
👍 メリット
- 自社サイトのURLやPDF・FAQ資料を読み込ませるだけで、専門知識なしにAIチャットボットを作れる
- 無料プランで実際に動作を試せるため、導入判断のリスクが小さい
- 自社サイトに数行のコードを貼るだけで設置でき、Webサイト制作会社に頼まず始められる
- 問い合わせ内容の分析画面があり、よくある質問の傾向を把握して資料を改善できる
👎 デメリット
- 料金がドル建てのため、円安方向に振れると円換算コストが上振れする
- 管理画面が主に英語で、日本語UIに慣れた担当者は最初に戸惑いやすい
- 回答精度は読み込ませた資料の質に依存し、元資料が薄いと「分かりません」が増える