PLAUD NOTE で商談記録を自動化 — 本体¥27,500・月300分無料の実力
商談の議事録づくりに毎回30分溶かしていないでしょうか。カード型AIボイスレコーダー PLAUD NOTE は、通話と対面の会話を自動で文字起こし・要約し、営業の「記録する手間」を減らす端末です。本稿では本体価格とサブスク料金を公式サイトで裏取りし、中小企業の営業担当が現実的に使える範囲を編集部が整理しました。
この記事のポイント
- PLAUD NOTE の本体価格は¥27,500 (税込)、厚さ2.99mm・重さ30gのカード型端末
- 購入後は追加料金なしで Starter プラン (月300分の文字起こし) が自動付帯する
- 商談量が多い営業担当は Pro (月額¥3,000〜) か Unlimited (月額¥5,000〜) への課金がほぼ前提になる
- 通話録音・対面録音の2モードで、電話営業とオフィス商談の両方を1台で記録できる
- Zapier 連携は Pro 以上の有料プラン限定で、無料の Starter では使えない
編集長の見解 (Mira): PLAUD NOTE を「高性能な録音機」として見ると本質を見誤ります。実態は「本体¥27,500 + 月300分無料の文字起こし」という入り口の安さと、「商談量が増えると月額課金が前提になる」という運用コストの両面を持つ製品です。本稿では、営業・商談記録という具体的な用途に絞り、どこまでが無料でどこから課金かを切り分けて整理します。
PLAUD NOTE とは — カード型の商談記録デバイス
PLAUD NOTE は、Plaud Inc. が展開するカード型 AI ボイスレコーダーです。サイズは 85.6 x 54.1 x 2.99mm、重さ30g とクレジットカードに近い薄さで、スマートフォンにマグネットで装着したり、単体で持ち運んだりできます。
営業・商談記録との相性で押さえておきたいのは、次の2点です。
- デュアルモード録音: 通話録音 (スマホに装着して電話の内容を記録) と対面録音 (単体で商談・打ち合わせの会話を記録) を切り替えられる
- ローカル保存64GB: 音声データは端末内にも保存されるため、クラウド接続が不安定な移動中の商談でも録音自体は継続できる
最大30時間の連続録音・60日間のスタンバイに対応し、物理ボタンでの操作のみとシンプルです。
💡 編集部のヒント: 同シリーズには画面付きの上位モデル「PLAUD NOTE Pro」(¥30,800、通話・重要な商談向けと公式に明記) もあります。表示画面や5m対応マイクが不要なら、本稿で扱う無印の PLAUD NOTE で十分というのが編集部の見立てです。
商談記録という切り口で見た機能は分かったので、次に本体とサブスクを合わせた実際の費用を確認します。
料金 — 本体¥27,500 + サブスク月額¥0〜¥5,000
PLAUD NOTE の費用は「本体の買い切り」と「文字起こし時間を増やす月額サブスク」の2階建てです。すべて公式サイト (jp.plaud.ai) の 2026年7月時点の税込表示に基づきます。
サブスクプランごとの違いを整理すると次の通りです。年額一括払いを選ぶと月換算の単価は下がります。
| プラン | 月額 (月額請求) | 月額換算 (年額一括請求) | 文字起こし時間 | 想定ユーザー |
|---|---|---|---|---|
| Starter | 無料 | 無料 | 月300分 | まず試したい人 |
| Pro | ¥3,000 | ¥1,400 | 月1,200分 (20時間) | 週次で商談・会議がある担当 |
| Unlimited | ¥5,000 | ¥3,333.33 | 無制限 (1日最大24時間) | 商談が多いヘビーユーザー |
複数人のチームで使う場合は、請求の一元管理やユーザー・デバイス管理が付く「Team」プラン (月額請求¥6,270/ユーザー、年額一括請求は月換算¥4,216.67/ユーザー、初年度は特典で¥5,016・¥3,373.33) も用意されています。
⚠️ 編集部の警告: 文字起こし時間は毎月の請求サイクル更新日にリセットされ、Starter の300分・Pro の1,200分とも未使用分は翌月に繰り越せません。商談が月によって波のある営業担当は、閑散期に余った分を繁忙期に回せない前提で予算を組む必要があります。
本体¥27,500 は初回のみの費用で、月々の運用コストは選ぶサブスクプラン次第という構造です。次に、実際に商談記録をどう自動化するかを見ます。
商談記録を自動化する使い方
PLAUD NOTE 単体でできることは「録音」ですが、真価はそのあとの AI 処理にあります。無料の Starter を含む全プランで使える機能は次の通りです。
- AI 文字起こし: 話者ラベル付きで112言語に対応、誰の発言かを区別して文字起こしする
- 多次元要約: 10,000種類以上のプロ向けテンプレートから選び、目的に応じた要約 (議事録形式・ToDo抽出など) を生成する
- Ask Plaud (ベータ版): 録音内容に対して質問し、回答を得る
一方、次の機能は Pro 以上の有料プラン限定です。無料のまま自動連携まで組むことはできません。
- Zapier 連携: 外部ツールとの自動連携を組むための接続口
- AutoFlow (ベータ版)・カスタム要約テンプレート・Plaud MCP サーバー: 定型処理の自動化と、自社フォーマットに合わせた要約の作り込み
💡 編集部のヒント: 「Zapier 連携」は Pro 以上の有料プラン限定である点に加え、接続の土台を提供する機能にすぎません。実際に顧客管理システム (CRM) と自動連携させるには Zapier 側で自社が使っているツールとの連携設定を別途組む必要があります。導入前に自社の CRM が Zapier に対応しているかを確認してください。
具体的な業務の変化を、次のセクションでビフォーアフター形式に整理します。
導入前後の変化 (編集部の想定シナリオ)
従業員10名規模の営業チームが、訪問商談と電話営業の両方を月20件ほどこなすケースを想定します。
- 商談中にメモを取りながら会話 (集中力が分散)
- 商談後に記憶を頼りに議事録を清書 (1件20〜30分)
- 聞き漏らした発言は確認しようがない
- 商談中は会話に集中、録音は端末任せ
- AI 文字起こし・要約を下書きとして清書 (確認中心の5〜10分)
- 発言の正確な引用が録音データから拾える
編集部の想定であり、実際の削減時間は商談の長さや確認作業量により変わります
⚠️ 失敗パターン: 「録音さえすれば議事録作成がゼロになる」と期待しすぎると、実際には要約の確認・修正・社内フォーマットへの転記が残るため、期待とのギャップで定着しないケースが編集部の見立てでは典型です。まずは1〜2週間、Starter の無料分だけで「確認にどれだけ時間がかかるか」を試してから、Pro 以上への課金を判断するのが現実的です。
商談前に必ず、録音していることを相手に伝え、同意を得る必要がある点も忘れずに押さえておきましょう。次に、同じ用途で検討されやすい他ツールと比較します。
競合・関連ツールとの比較
商談記録・議事録自動化の目的では、他の AI 文字起こしツールも選択肢になります。用途に応じた向き不向きを整理しました。
| ツール | 記録方式 | 向いている場面 | 関連記事 |
|---|---|---|---|
| PLAUD NOTE | 専用ハードで通話・対面を録音 | 対面商談・電話営業が中心、PC を開かない場面 | (本記事) |
| Notta | PC/スマホアプリで録音・文字起こし | オンライン会議中心、既存端末で完結させたい場合 | Notta の検証記事 |
| Otter.ai | 会議アプリと連携した自動文字起こし | Zoom 等オンライン会議の議事録自動化 | Otter.ai の検証記事 |
| superwhisper | Mac 音声入力・オフライン処理 | 商談メモではなく文書作成の音声入力用途 | superwhisper の検証記事 |
編集部の結論: オンライン会議が中心なら Notta や Otter.ai のようなアプリ完結型でも十分です。PLAUD NOTE が優位なのは、訪問商談や電話営業など「PC を開かない場面」でも同じ端末で記録を残せる点にあります。営業スタイルが対面・電話中心の中小企業ほど導入価値が高いと編集部は見ています。
顧客管理システム (CRM) と連携した営業支援 AI 全体を検討したい場合は、HubSpot Breeze AI の検証記事もあわせて参考にしてください。最後によくある質問を整理します。
よくある質問
Q. 本体を買えばすぐ商談記録に使えますか。 はい。購入後は追加料金なしで Starter プラン (月300分の文字起こし) が自動付帯するため、初期費用¥27,500だけでまず試せます。ただし月300分を超える場合は Pro (月額¥3,000〜) 以上への課金が必要です。
Q. 月額費用はいくら見ておけばよいですか。 週に数件程度の商談なら Pro (月額¥3,000、年額一括なら月換算¥1,400)、毎日商談がある場合は Unlimited (月額¥5,000、年額一括なら月換算¥3,333.33) が目安です。年額一括払いを選ぶと月換算単価は下がります。
Q. 商談相手に録音の同意は必要ですか。 はい。Plaud の公式ヘルプセンターは、録音の同意取得は利用者自身の責任であり、参加者全員に録音する旨を明確に伝えたうえで、法令上必要な同意を得るよう案内しています。商談前に一言断る運用を徹底してください。
出典・参考情報
Mira / AI経営ラボ 編集長
もっと深く学ぶための関連書籍
PLAUD NOTE のようなAIボイスレコーダーを商談成果につなげる鍵は、録音・要約そのものより「どの発言を、どう営業プロセスに落とし込むか」です。営業記録・商談マネジメントの基礎を書籍で押さえておくと、導入後の運用設計で遠回りしにくくなります。
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料金プラン
| プラン | 料金 (JPY) | 請求 |
|---|---|---|
| 本体 (PLAUD NOTE 実機) | ¥27,500 | 買い切り |
| Starter (無料付帯) | ¥0 | 月額 |
| Pro 月額請求 | ¥3,000 | 月額 |
| Pro 年額一括 (月換算¥1,400) | ¥16,800 | 年額 |
| Unlimited 月額請求 | ¥5,000 | 月額 |
| Unlimited 年額一括 (月換算¥3,333.33) | ¥40,000 | 年額 |
👍 メリット
- 本体¥27,500・厚さ2.99mm・重さ30gのカード型で、名刺入れやスマホケースに挟んでそのまま商談に持ち込める
- 通話録音と対面録音の2モードを搭載し、電話営業・訪問商談のどちらも同じ端末で記録できる
- 購入後は追加料金なしで Starter プラン (月300分の文字起こし) が使え、初期費用だけでまず試せる
- 話者ラベル付きで112言語に対応した文字起こしと、10,000種類以上の要約テンプレートで議事録作成の手間を圧縮できる
- 64GBのローカル保存と最大30時間の連続録音に対応し、通信環境に左右されず商談を録り切れる
👎 デメリット
- Zapier 連携は Pro 以上の有料プラン限定で、無料の Starter では外部ツールへの自動連携を組めない
- Starter の月300分は商談が多い営業担当にはすぐ枯渇し、Pro (月額¥3,000) 以上への課金がほぼ前提になる
- 文字起こし時間は毎月リセットされ、余った分を翌月へ繰り越せない
- 録音した会話データが外部サーバーで処理される前提のため、社内の情報管理ルールとの整合確認が要る
- Ask Plaud・自動要約テンプレートなど主要機能がベータ版表記で、今後の仕様変更がありうる