業務自動化

予約業務を半自動化!ペットホテルの宿泊管理をZapierで効率化

ペットサービス の業務自動化レシピ
業種ペットサービス
ツールZapier
難易度★☆☆ 易
設定時間約 45 分

ペットホテルの予約管理では、電話やメールの内容を記録し、宿泊予定表へ転記し、前日に連絡する作業が発生します。Google フォームと Zapier を使えば、これらの作業を半自動化できます。この記事では、約 45 分で始める手順と費用、運用時の注意点を紹介します。

読了時間: 約 12 分

🎯 この記事のポイント

編集長の見解:ペットホテルの予約業務は、記録や連絡を機械に任せやすい一方、世話の指示や体調の確認には人の判断が必要です。人が確認する工程を残した半自動化なら、導入の負担を抑えながら入力漏れを減らせます。この記事では、その現実的な設計を紹介します。


📋 この記事でわかること

ペットホテルの予約業務には、次のような作業があります。

この記事では、Google フォームと Zapier(ザピアー)というクラウドサービスを連携します。予約情報をスプレッドシートへ集め、必要な連絡を自動で準備する方法です。

具体的には、次の 3 点を確認できます。

  1. 予約受付から預かり開始までの流れを整理する方法
  2. 編集部シミュレーション(実測ベース)による工数削減の目安
  3. 約 45 分の導入時間と必要なスキル

Google フォームを使った経験があれば、基本操作を始められます。Zapier は「トリガー(きっかけ)」と「アクション(実行すること)」を選んでつなぐ仕組みです。プログラミング知識がなくても設定できますが、テストと人による確認は必要です。

💡 編集部メモ:以下の内容は、従業員 5 名、客室 12 室のペットホテルを想定した編集部シミュレーションです。実際の費用や工数は、予約件数、入力方法、店舗の運用によって変わります。

次のセクションでは、予約情報が分散することで起きる問題を整理します。


🏨 ペットホテル運営者が抱える予約管理の課題

予約管理で起きやすい問題は、情報が一箇所に集まらないことです。電話はメモ帳、メールは受信箱、LINE はトーク履歴という状態では、スタッフ間での確認に時間がかかります。

課題 1:情報の記録漏れ・二重予約

電話で予約を受けながら、日付や世話の指示を正確に記録するのは簡単ではありません。問い合わせが集中すると、次のようなミスが起こりやすくなります。

⚠️ 失敗パターン 1:予約帳と電話メモを別々に管理すると、同じ日に複数の予約を受けることがあります。予約を一つの表に集め、受付後にスタッフが空き状況を確認する流れを作ることが重要です。

課題 2:宿泊予定表の手入力

紙のカレンダーや表計算ソフトへ予約を書き込む場合、転記のたびに入力ミスが発生します。キャンセル情報の反映が遅れると、空室を正しく判断できません。

課題 3:前日連絡の漏れ

預かり開始の前日に、持ち物や開始時刻を案内すると、飼い主の不安を減らせます。しかし、予約が多い時期は、メールの作成や送信を忘れがちです。

編集部コラム:自動化で減らせるのは、主に転記や定型連絡です。世話の指示、体調、受付可否はスタッフが確認します。自動化は人の仕事をなくすためではなく、確認や接客に時間を振り向けるための手段です。

次のセクションでは、予約情報をどのようにつなぐかを図で示します。


🔧 自動化の全体像:Google フォームから Zapier へ

仕組みは、次の 4 段階です。

予約業務の半自動化フロー
① 飼い主が Google フォームで予約
飼い主情報、ペット情報、宿泊期間、世話の指示を入力
② Zapier が予約情報を記録
スプレッドシートに回答を追加し、予約番号を管理
③ 宿泊予定表へ反映
予約期間を表示し、重複がないか確認
④ 預かり開始前日にメール送信
開始時刻、持ち物、緊急連絡先を案内

この仕組みでは、予約受付用と前日通知用の 2 つの Zap(自動化の単位)を使います。

Zap 名トリガー(きっかけ)主なアクション実行タイミング
予約記録 ZapGoogle フォームの新規回答予約管理シートへ追加フォーム送信後
前日通知 Zapスケジュール実行翌日開始の予約を検索して Gmail で送信毎日 17:00

半自動化にする理由

すべてを自動化すると、誤入力や誤ったキャンセルまでそのまま反映されるおそれがあります。次のように、記録と定型連絡は自動化し、判断が必要な部分は人が担当します。

自動化する部分人が確認する部分
予約情報の記録世話の指示の内容
宿泊予定表への反映混雑時の受付可否
前日の定型連絡直前の体調や変更事項
予約番号の管理キャンセル処理

編集長の見解:自動化の目的は、作業をすべて無人にすることではありません。予約を記録した後にスタッフが内容を確認する工程を残すことで、誤操作や見落としに対応できます。

次のセクションから、フォームの作成手順を確認します。


📝 ステップ 1:予約受付用 Google フォームを作る

最初に、飼い主が予約情報を入力する Google フォームを作ります。質問項目を最初に整理しておくと、後の連携が安定します。

入力項目の設計

カテゴリ質問項目回答形式必須 / 任意
飼い主情報お名前記述式(1 行)必須
メールアドレス記述式(1 行)必須
緊急連絡先(電話番号)記述式(1 行)必須
ペット情報ペットのお名前記述式(1 行)必須
犬種 / 猫種記述式(1 行)必須
年齢・性別記述式(1 行)任意
宿泊情報宿泊開始日日付必須
宿泊終了日日付必須
預かり開始希望時刻選択式(10:00〜18:00、1 時間刻み)必須
世話の指示食事量・回数・フードの種類記述式(複数行)任意
投薬・その他の注意事項記述式(複数行)任意

回答形式を統一する理由

宿泊開始日と終了日を日付形式で入力してもらうと、表計算ソフトで日数や前日を計算しやすくなります。自由記述にすると、「7/15」「7 月 15 日」など表記が分かれ、日付として扱えないことがあります。

⚠️ 失敗パターン 2:宿泊期間を一つの自由記述欄にすると、回答の表記がそろいません。開始日と終了日を別々の日付欄にし、テスト回答で正しく記録されるか確認してください。

テスト予約を入れる

フォームが完成したら、テスト用の予約を 1 件送信します。

  1. フォームをプレビューし、テスト情報を入力する
  2. 回答タブで送信内容を確認する
  3. 連携先のスプレッドシートで列の対応を確認する

日付や時刻のずれを、本番運用前に確認できます。

💡 編集部メモ:運用開始後に質問項目を変更すると、Zapier の対応付けがずれることがあります。変更する場合は、項目と列を見直し、必ずテストしてください。

次のステップでは、予約回答をスプレッドシートへ記録します。


⚙️ ステップ 2:Zapier で予約情報を記録する

Zapier の公式サイト でアカウントを作成し、予約記録 Zap を作ります。Free プランの内容は変更されるため、契約前に公式料金ページで確認してください。

予約記録 Zap の作成手順
ステップ 1:トリガーの設定

Create Zap を選び、Google Forms と New Form Response(新規フォーム回答)を指定します。作成したフォームを接続してください。

ステップ 2:アクションの設定

Google Sheets と Create Spreadsheet Row(行を追加)を指定し、対象のスプレッドシートとシートを選びます。

ステップ 3:対応付け

フォームの質問とスプレッドシートの列を対応付けます。お名前を飼い主名の列へ、宿泊開始日を開始日の列へ指定します。

ステップ 4:テスト

テスト回答を送信し、各列へ正しく記録されるか確認します。

ステップ 5:有効化

テストが成功したら、Zap に名前を付けて有効化します。

予約番号を管理する

予約番号列を追加すると、予約を検索しやすくなります。例として、次の形式を使えます。

PET-2026-0001

スプレッドシートの予約番号列に次の数式を入力します。

=IF(A2="", "", "PET-" & YEAR(C2) & "-" & TEXT(ROW()-1, "0000"))

この例では、A 列の飼い主名が入力されている場合に、C 列の宿泊開始日の年と行番号を使って番号を作ります。列位置は自社の表に合わせて調整してください。

💡 編集部メモ:予約番号の管理をスプレッドシート側に任せると、Zapier の設定を複雑にせずに済みます。Zapier は記録、表計算ソフトは採番と集計という役割分担が扱いやすい方法です。

対応付けの注意点

次の点を確認します。

⚠️ 失敗パターン 3:列を追加した後に対応付けを確認しないと、意図した列にデータが入らないことがあります。列構成を変更したときは、必ずテスト回答を送信してください。

次のステップでは、宿泊予定表と重複確認を設定します。


📅 ステップ 3:宿泊予定表へ反映する

予約情報を記録したら、宿泊予定表へ表示します。最初は、スプレッドシートの関数で表示する方法が扱いやすいでしょう。

宿泊管理表の例

日付1 号室2 号室3 号室空き状況
2026/07/15(水)ポチ(柴犬)タマ(猫)空き確認済み
2026/07/16(木)ポチ(柴犬)空き空き確認済み
2026/07/17(金)空き空き空き確認済み

関数で表示する方法

予約管理シートのデータを参照し、宿泊期間に該当するペット名を表示します。次の式は一例です。

=IFERROR(QUERY(予約管理!A:H, "SELECT B WHERE C <= DATE '"&TEXT(A2,"yyyy-MM-dd")&"' AND D >= DATE '"&TEXT(A2,"yyyy-MM-dd")&"'"), "空き")

この式では、予約管理シートの C 列を開始日、D 列を終了日、B 列をペット名として扱っています。自社の列構成に合わせて変更してください。

💡 編集部メモ:関数を一度設定すると、予約の追加に合わせて予定表を更新できます。複雑に感じる場合は、まず予約管理シートだけで運用し、慣れてから予定表を追加しても構いません。

重複を見つける

条件付き書式を使うと、同じ日付に複数の予約がある場合に色で知らせられます。

  1. 予定表の対象範囲を選択する
  2. 「表示形式」から「条件付き書式」を選ぶ
  3. カスタム数式に =COUNTA(B2:F2)>1 を入力する

店舗の客室数と表の範囲に合わせて、数式を調整してください。色が付いた行は、スタッフが受け入れ可否を確認します。

キャンセル時の対応

キャンセルは、履歴を残せるステータス変更方式がおすすめです。

方法内容利点注意点
行を削除該当する予約行を削除する操作が単純履歴が残らない
ステータス変更「キャンセル」に変更する履歴を残せる表示関数に除外条件が必要

ステータス列を H 列とした場合、予約確定だけを表示する式は次のようになります。

=IFERROR(QUERY(予約管理!A:H, "SELECT B WHERE C <= DATE '"&TEXT(A2,"yyyy-MM-dd")&"' AND D >= DATE '"&TEXT(A2,"yyyy-MM-dd")&"' AND H = '予約確定'"), "空き")

⚠️ 失敗パターン 4:キャンセル済みの行を削除せず、ステータスだけを変更する場合は、予定表の関数に除外条件を入れてください。スタッフ間で変更ルールも共有します。

次のステップでは、預かり開始前日のメールを設定します。


📧 ステップ 4:預かり開始前日にメールを送る

予約の記録と予定表への反映ができたら、前日通知 Zap を設定します。送信内容は定型文にし、スタッフが確認してから運用を始めてください。

前日通知 Zap の作成手順
ステップ 1:実行時間の設定

Schedule by Zapier と Every Day(毎日)を選び、実行時刻を 17:00 に設定します。

ステップ 2:予約データの検索

Google Sheets の Find Spreadsheet Row(行を検索)を選び、翌日が宿泊開始日の予約を検索します。

ステップ 3:メールの作成

Gmail の Send Email(メール送信)を選び、宛先、件名、本文に予約情報を設定します。

ステップ 4:テストと有効化

テスト用のメールアドレスへ送信し、内容と送信先を確認してから有効化します。

メール本文の項目

項目内容差し込みフィールド
預かり開始日時開始日と希望時刻{{宿泊開始日}}、{{預かり開始希望時刻}}
持ち物フード、リード、キャリーバッグなど固定文
緊急連絡先店舗の電話番号、営業時間外の連絡先固定文
世話の指示入力内容を確認して準備する旨固定文

メール文面の例です。

件名:【ペットホテル〇〇】明日からポチちゃんをお預かりします

〇〇様

いつもペットホテル〇〇をご利用いただき、ありがとうございます。

明日 7 月 15 日(水)10:00 から、ポチちゃんをお預かりします。
以下の持ち物をご持参ください。

・フード(1 食分 × 宿泊日数 + 予備 1 食分)
・リード
・キャリーバッグ
・常備薬(ある場合)

ご入力いただいた世話の指示を確認し、スタッフが準備を進めています。
ご不明な点がございましたら、お気軽にご連絡ください。

【緊急連絡先】
ペットホテル〇〇
TEL: 000-0000-0000
(営業時間外は留守番電話にメッセージをお残しください)

明日お会いできることを楽しみにしています。

⚠️ 失敗パターン 5:自動メールが迷惑メールに入ることがあります。送信元、件名、本文を確認し、必要に応じて SPF や DKIM などの送信者認証を設定してください。まずはテスト用アドレスで受信状態を確認しましょう。

Gmail の予約送信との違い

比較項目Gmail の予約送信Zapier の自動送信
予約データの参照本文への手入力が必要表のデータを差し込める
複数予約への対応1 件ずつ設定設定した条件で処理
送信漏れ設定忘れの可能性がある定時実行を設定できる
初期設定その場で数分約 15〜20 分の目安

編集長の見解:前日通知は、飼い主の不安を減らす定型業務です。ただし、自動送信だけに任せず、送信履歴と予約内容をスタッフが確認する運用にしてください。

次のセクションでは、導入前後の工数を編集部シミュレーションで比較します。


📊 導入後の効果と運用のポイント

ここでは、従業員 5 名、客室 12 室の店舗を想定した編集部シミュレーション(実測ベース)を紹介します。実際の工数は、予約方法やスタッフの習熟度で変わります。

1 件あたりの処理時間

予約 1 件あたりの処理時間(編集部シミュレーション、実測ベース)
導入前(手作業)
  • 予約受付: 約 8 分
  • 予約帳への記録: 約 3 分
  • 宿泊予定表への反映: 約 2 分
  • 前日連絡メール: 約 2 分
  • 合計: 約 15 分
導入後(半自動化)
  • フォーム入力(飼い主が実施): 約 5 分
  • 記録・反映・連絡: 自動
  • 内容確認(スタッフ): 約 3 分
  • 合計: 約 3 分

スタッフ作業を 1 件あたり約 12 分削減。月 30 件なら約 6 時間の削減

この試算では、スタッフ作業が 1 件あたり約 12 分減ります。月 30 件なら、約 6 時間の削減です。実際の削減幅は、電話受付の時間や確認項目によって異なります。

ミスを減らすための確認

ミスの種類手作業時半自動化後スタッフの確認
予約の記録漏れ起きやすい減らしやすい送信後に記録を確認
二重予約見落としやすい色で確認しやすい受付可否を判断
前日連絡の漏れ起きる可能性がある定時実行できる送信履歴を確認
世話の指示の伝達漏れ口頭で起きやすい記録を残せる指示書を確認

編集長の見解:自動化で減らせるのは、転記や定型連絡の工数です。記録が自動になっても、受付可否や世話の指示はスタッフが確認します。この役割分担が、店舗運営に合った安全な使い方です。

予約データを経営に活用する

予約データを蓄積すると、次のような確認ができます。

表計算ソフトの集計表やグラフを使えば、追加の分析ツールを導入せずに確認できます。

💡 編集部メモ:月末に予約件数、稼働率、キャンセル数を確認すると、繁忙期の準備や料金の見直しに役立ちます。最初は 3 項目だけを記録し、慣れてから項目を増やしましょう。

次のセクションでは、料金と運用上の注意点を確認します。


⚠️ Zapier の料金と失敗を防ぐ注意点

料金は公式ページで確認する

Zapier の料金、タスク数、機能は変更されることがあります。この記事の料金情報は2026 年 8 月 11 日時点で確認した内容として扱い、契約前にZapier 公式料金ページで最新情報を確認してください。

無料プランのタスク数や有料プランの月額料金は、契約地域、請求周期、選択する機能によって表示が異なる場合があります。本文では、固定的な数字として断定せず、公式ページの表示を基準に判断します。

⚠️ 注意:料金や無料枠は変更される場合があります。記事内の数値だけで契約を判断せず、公式料金ページに表示されるタスク数、機能、請求額を確認してください。

タスク数を見積もる

Zapier では、設定したアクションの実行に応じてタスクを消費します。予約記録と前日通知を別々に作る場合、予約 1 件につき必要なタスク数は、設定内容によって変わります。

処理予約 1 件あたりの目安確認する点
予約記録1 タスク以上追加アクションの有無
前日通知検索・送信などの設定により変動検索行数とアクション数
月間合計予約件数だけでは判断しないZapier の使用量画面で確認

月の予約件数が少なくても、検索や通知の設定によってタスク数が増えることがあります。無料枠に収まるかは、テスト運用後に使用量画面で確認してください。

入力項目を変更するときの注意

Google フォームの項目を変更した場合は、Zapier の対応付けを確認します。

⚠️ 失敗パターン 6:フォームの項目を追加した後、対応付けを確認せずに運用を続けると、別の列へデータが入ることがあります。変更後はテスト回答を送り、過去データへの影響も確認してください。

自動メールを確認する

自動メールが迷惑メールに入る場合があります。次の対策を試してください。

💡 編集部メモ:本番前に、複数のメールサービスへテスト送信してください。受信状況と差し込み内容を確認してから、飼い主向けの自動送信を始めます。

スタッフ間で運用をそろえる

次のルールを文書化します。

編集部コラム:自動化では、仕組みと同じくらい運用ルールが重要です。導入時に 30 分ほどスタッフ全員で確認し、誰が入力と確認を担当するかを決めておきましょう。

次のセクションでは、料金、他の予約方法、セキュリティなどの疑問に答えます。


❓ よくある質問

Q1:Zapier の無料プランでどこまで使えますか?

Zapier の無料プランで利用できるタスク数、Zap 数、ステップ数は変更される可能性があります。2026 年 8 月 11 日時点の表示を確認し、契約前に公式料金ページを確認してください。

この記事の予約記録は、フォーム回答を受けてスプレッドシートへ追加する構成です。前日通知は、予約の検索とメール送信を組み合わせるため、無料プランのステップ数では対応できない場合があります。

まずは次の順番で確認します。

  1. Free プランで使えるタスク数を確認する
  2. 複数ステップの Zap が利用できるか確認する
  3. テスト運用でタスク消費量を確認する
  4. 不足する場合は有料プランと比較する
予約件数の目安確認方法判断の目安
少ない無料枠と実際の消費量を確認無料枠に余裕があるか
増えてきた月間使用量を確認有料プランとの料金差を比較
繁忙期がある通常月と繁忙期を分けて試算上限超過時の手動対応も準備

💡 編集部メモ:Zapier の料金や機能は変更される場合があります。Free プランから始める場合も、月間使用量を定期的に確認し、上限に近づいたら手動運用へ切り替える手順を決めておきましょう。

Q2:電話や LINE の予約と併用できますか?

併用できます。重要なのは、予約情報を最終的に同じフォームとスプレッドシートへ集めることです。

  1. 電話:スタッフが聞き取った内容をフォームへ入力する
  2. LINE:メッセージを確認し、フォームへ転記する
  3. メール:内容を確認し、フォームへ転記する

⚠️ 注意:電話や LINE の予約をフォームへ入力し忘れると、予定表や前日通知に反映されません。「予約を受けた人が、その場で入力する」というルールを決めてください。

次の質問では、他のペットサービスへ応用する方法を説明します。

Q3:トリミングやしつけ教室にも使えますか?

使えます。基本の流れは、フォームで予約を受け、Zapier で記録し、必要な連絡を送ることです。

サービス入力項目の例自動メールの例
トリミングペット名、希望日時、施術内容予約確認、持ち物、注意事項
しつけ教室ペット名、コース、希望日時場所、持ち物、当日の流れ
ペットシッター訪問日時、世話の指示、緊急連絡先訪問時刻、指示内容、連絡先

応用時は、日時を日付と時間帯に分け、自由記述を減らします。緊急連絡先など、確認に必要な項目は必須にしてください。

編集長の見解:予約を受け、予定を管理し、前日に案内するサービスなら、同じ考え方を応用できます。まずは一つのサービスで試し、運用が安定してから対象を広げるのが現実的です。

次の質問では、Zapier と Make の違いを比較します。

Q4:Zapier の代わりに Make を使えますか?

Make(メイク)は、Zapier と同じく複数のサービスをつなぐ自動化ツールです。料金や無料枠、画面構成は変更されるため、導入前に各公式サイトで確認してください。

比較項目ZapierMake
始めやすさ画面が比較的わかりやすい分岐を視覚的に組めるが、慣れが必要
無料枠公式料金ページで確認公式料金ページで確認
複雑な分岐フィルターなどで対応視覚的に組みやすい
編集部の評価初心者が始めやすい複雑な処理に向く

単純な予約記録から始めるなら Zapier が扱いやすいでしょう。分岐や処理が増えた場合は、Make と比較してください。

💡 編集部メモ:料金だけでなく、設定を自分で変更できるか、スタッフが引き継げるかも比較しましょう。中小規模の店舗では、管理しやすさが重要です。

次の質問では、フォームを変更するときの手順を確認します。

Q5:予約フォームの入力項目は後から増やせますか?

増やせますが、変更後のテストが必要です。フォームの質問やスプレッドシートの列を変更すると、Zapier の対応付けがずれる可能性があります。

  1. フォームに新しい質問を追加する
  2. スプレッドシートに列を追加する
  3. Zapier の対応付けを更新する
  4. テスト予約を送信する
  5. 記録、予定表、メールを確認する

⚠️ 注意:予約が少ない日に変更し、変更前のシートを複製しておくと、問題が起きたときに戻しやすくなります。

次の質問では、自動化後にスタッフが担う仕事を整理します。

Q6:スタッフの仕事はなくなりますか?

自動化で減るのは、予約情報の転記や定型メールの作成です。次のような判断業務は、引き続きスタッフが担当します。

自動化で生まれた時間を、確認や接客に使うことで、サービスの質を高めやすくなります。

編集部コラム:まずは予約記録だけを自動化し、スタッフが内容を確認する運用から始めると安心です。問題がなければ、前日通知などの処理を追加します。

次の質問では、予約データの安全な扱い方を確認します。

Q7:予約データが外部に漏れる心配はありませんか?

Zapier のセキュリティ対策や認証状況は、Zapier のセキュリティページで確認できます。取得している認証や対象範囲は変更される可能性があるため、現在の公式情報を確認してください。

予約データを扱う場合は、次の対策を行います。

💡 編集部メモ:氏名、電話番号、メールアドレス、世話の指示などを扱うため、必要な情報だけを集める設計にしてください。不明点があれば、個人情報保護に詳しい専門家へ相談しましょう。

次の質問では、導入に必要な時間を確認します。

Q8:導入にはどのくらい時間がかかりますか?

編集部シミュレーションでは、初めて使う場合は約 45 分、経験者は約 20 分が目安です。フォーム設計、テスト、スタッフへの説明時間は店舗によって変わります。

作業所要時間の目安担当
フォーム作成10 分責任者
スプレッドシート準備5 分責任者
予約記録 Zap の設定15 分責任者
テストと修正10 分責任者
スタッフへの共有5 分責任者・スタッフ

最初は予約記録だけを設定し、数件のテスト後に前日通知を追加すると、無理なく始められます。


✅ まとめ:小さく始めて予約管理を整える

Google フォームと Zapier を使うと、ペットホテルの予約情報を一つの表に集め、予定表への反映や前日連絡を半自動化できます。導入時は、フォーム設計、対応付け、テスト、スタッフの確認ルールが重要です。

この記事の要点を振り返ります。

まずは、予約記録 Zap を作ってテスト予約を 1 件送信してください。運用が安定したら、宿泊予定表と前日通知を追加すると、店舗に合った半自動化へ段階的に広げられます。