社内備品の貸出管理をZapierで自動化するレシピ — Slack申請から返却督促まで
社内備品の貸出管理を紙や表計算ソフトで続けると、申請の記録、返却期限の確認、督促に手間がかかります。Zapier と Slack、Google スプレッドシートを組み合わせれば、総務担当者が約 45 分で貸出管理の流れを整えられます。
📌 この記事のポイント
- Slack で備品の貸出申請を受け付ける流れを自動化
- Google スプレッドシートに貸出状況を記録
- 返却期限の 3 日前と当日に督促を送信
- 返却報告を受けて貸出状況を更新
- 無料プランから試せる構成と注意点を確認
編集長の見解: 備品管理は、最初から複雑なシステムに置き換える必要はありません。まずは貸出頻度の高い備品だけを対象に、申請と返却期限の管理を整えましょう。費用や削減時間は会社の運用によって変わるため、無料プランで小さく試し、効果を確認してから有料プランを判断する進め方が現実的です。
🎯 このレシピでできること
このレシピでは、総務担当者が Slack を窓口にして、次の 3 つの流れを自動化します。
自動化される業務の全体像
社員が Slack の専用チャンネルに申請を投稿すると、Google スプレッドシートに記録します。
返却期限の 3 日前と当日に、申請者へリマインダーを送ります。
社員が返却を報告すると、Google スプレッドシートの状況を更新します。
導入前後の比較
- 貸出申請の確認と台帳記入: 1 件あたり 10 分 → 月 200 分
- 返却期限の管理: 毎日手動チェック → 月 60 分
- 督促連絡: 電話・メールで個別対応 → 月 120 分
- 返却確認と状況更新: 1 件あたり 5 分 → 月 100 分
- 合計: 月約 480 分(8 時間)
- 貸出申請の確認: 自動記録の確認のみ → 月 20 分
- 返却期限の管理: 自動化 → 0 分
- 督促連絡: 自動送信 → 0 分
- 返却確認と状況更新: 自動更新の確認のみ → 月 10 分
- 合計: 月約 30 分
月間約 7.5 時間の工数削減(編集部試算)
💡 編集部メモ: 上記は、備品貸出 20 件/月、申請確認 10 分/件、返却確認 5 分/件として編集部が試算した例です。実際の削減時間は、貸出件数や社内の確認方法によって変わります。月 7.5 時間の削減を時給 ¥2,000 で換算すると、月 ¥15,000 相当です。Zapier の料金と照らし合わせる際は、編集部試算であり、効果を保証するものではない点に注意してください。
このレシピの適用範囲
このレシピは、次のような備品の管理に向いています。
- ノート PC やタブレットなどの IT 機器
- プロジェクターや会議室備品などの共有機器
- 工具や測定器などの現場用備品
- 来客用の名札や案内板などの受付備品
一方、次のような管理には専用システムが向いています。
- 高額資産の厳密な管理が必要な場合
- 在庫数をリアルタイムで管理する場合
- QR コードやバーコードで管理する場合
次は、導入に必要なサービスと、始める前の準備を確認します。
🛠 必要なものと準備
このレシピに必要なものは、次の 3 つです。
| 必要なもの | 用途 | 費用目安 | 編集部の評価 |
|---|---|---|---|
| Zapier アカウント | 自動化の実行基盤 | 無料プラン〜月額約 ¥3,000 | 小規模運用なら試しやすい |
| Slack ワークスペース | 申請・督促・返却報告の窓口 | 無料プラン〜 | 社内で利用中なら導入しやすい |
| Google スプレッドシート | 貸出台帳の保存先 | 無料 | 小規模な台帳に向く |
Zapier の有料プラン料金や実行上限は変更される可能性があります。導入前に、Zapier 公式の料金ページで確認してください。
⚠️ 注意: Slack の無料プランには、メッセージ検索などの機能に制限があります。また、Zapier の無料プランには月間のタスク実行上限があります。貸出件数が増えた場合は、Zapier 公式の料金ページとSlack 公式ヘルプで最新の仕様を確認し、自社の件数に合うプランを選びましょう。
事前準備のチェックリスト
自動化の設定前に、次の準備を済ませます。
- Slack の申請用チャンネルを作成する(例:
#備品貸出管理) - Google スプレッドシートの台帳を作成する
- Zapier アカウントを作成する
- Slack と Google スプレッドシートを Zapier に接続する
Google スプレッドシートのテンプレート
貸出管理台帳には、次の列を用意します。
| 列名 | 内容 | 記入例 |
|---|---|---|
| 申請日 | 申請が投稿された日付 | 2026/05/06 |
| 備品名 | 貸出する備品の名前 | ノート PC |
| 借り手 | 申請者の名前 | 山田太郎 |
| 部署 | 申請者の所属部署 | 営業部 |
| 返却予定日 | 貸出期限の日付 | 2026/05/13 |
| 返却日 | 実際に返却した日付 | 2026/05/12 |
| 状況 | 貸出中・返却済・督促中 | 貸出中 |
| 備考 | 特記事項 | 充電器も貸出 |
列名は日本語でも英語でも構いません。ただし、Zapier で参照するため、運用開始後は列名を統一してください。
次は、この台帳に Slack の申請を自動で記録する設定です。
⚙️ Zap 1: Slack の申請をスプレッドシートに記録する
最初の Zap は、Slack への申請投稿をきっかけに、Google スプレッドシートへ行を追加します。
Zap 1 の設定概要
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| トリガー | Slack に新しいメッセージが投稿されたら |
| アクション | Google スプレッドシートに行を追加 |
| 対象チャンネル | #備品貸出管理 |
| 実行タイミング | 申請投稿のたび |
申請フォーマットを固定する
申請内容を正しく記録するには、投稿形式をそろえることが重要です。次のテンプレートをチャンネルにピン留めしてください。
【備品貸出申請】
備品名: [ここに備品名を入力]
借り手: [ここに氏名を入力]
部署: [ここに部署名を入力]
返却予定日: [YYYY/MM/DD形式で入力]
備考: [特記事項があれば入力]
⚠️ 重要: 投稿形式がばらばらだと、Zapier が情報を正しく取り出せないことがあります。形式に沿わない申請は、総務担当者が確認してから台帳に登録する運用にしてください。
Zap 1 の設定手順
ステップ 1: トリガーを設定する
- Zapier のダッシュボードで「Create Zap」を選択
- トリガーアプリに「Slack」を選択
- トリガーイベントに「New Message Posted to Channel」を選択
- 接続する Slack ワークスペースを選択
- 監視するチャンネルに
#備品貸出管理を選択 - 「Test trigger」で動作を確認
ステップ 2: アクションを設定する
- アクションアプリに「Google Sheets」を選択
- アクションイベントに「Create Spreadsheet Row」を選択
- 接続する Google アカウントを選択
- スプレッドシートとワークシートを選択
- 各列に対応するデータを設定
ステップ 3: データを割り当てる
| スプレッドシートの列 | Zapier のデータソース |
|---|---|
| 申請日 | 今日の日付(形式: YYYY/MM/DD) |
| 備品名 | Slack メッセージから取り出す |
| 借り手 | Slack メッセージから取り出す |
| 部署 | Slack メッセージから取り出す |
| 返却予定日 | Slack メッセージから取り出す |
| 返却日 | 空欄 |
| 状況 | 「貸出中」を固定値で設定 |
| 備考 | Slack メッセージから取り出す |
💡 ポイント: Slack メッセージから項目を取り出す場合は、Zapier の「Formatter」にある「Extract Pattern」を使います。項目名と入力形式を固定すると、取り出しの誤りを減らせます。
Zap 1 のテスト方法
- Zapier の「Test action」を選択
#備品貸出管理にテスト投稿を行う- Google スプレッドシートに行が追加されたか確認
- 列名や日付の形式を確認
⚠️ 注意: テストで追加された行が本番データに混ざらないよう、確認後に削除してください。
次は、返却期限が近づいたときに通知する Zap 2 を設定します。
⏰ Zap 2: 返却期限の督促を自動送信する
Zap 2 は、毎日決まった時間に台帳を確認し、返却期限が近い備品の借り手へ通知します。
Zap 2 の設定概要
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| トリガー | スケジュール(毎日決まった時間) |
| アクション 1 | Google スプレッドシートで対象行を検索 |
| アクション 2 | Slack で申請者にメッセージを送信 |
| 実行タイミング | 毎日 9:00 の例 |
督促のタイミングを決める
通知は、次の 2 回に絞ると運用しやすくなります。
| タイミング | 内容 | メッセージ例 |
|---|---|---|
| 返却期限の 3 日前 | 事前通知 | 「返却期限が近づいています。返却予定日は○月○日です。」 |
| 返却期限当日 | 当日の通知 | 「本日が返却期限です。返却完了の報告をお願いします。」 |
💡 編集部メモ: 通知回数を増やすと、社員が重要な連絡を見落とすことがあります。期限後の個別対応は、総務担当者が状況を確認して行う方法が現実的です。
Zap 2 の設定手順
ステップ 1: トリガーを設定する
- トリガーアプリに「Schedule by Zapier」を選択
- トリガーイベントに「Every Day」を選択
- 実行時刻を「09:00」に設定
- 「Test trigger」で動作を確認
ステップ 2: スプレッドシートを検索する
- アクションアプリに「Google Sheets」を選択
- アクションイベントに「Find Spreadsheet Row」を選択
- スプレッドシートとワークシートを選択
- 条件を設定する
- 状況 = 「貸出中」
- 返却予定日が通知対象の日付
複雑な日付条件は、「Find Spreadsheet Row」だけでは設定しにくい場合があります。その場合は、「Filter by Zapier」や「Formatter」を追加して、日付の差分で対象を絞り込みます。
⚠️ 注意: 台帳の行数が増えると検索やタスク実行数が増えます。無料プランの上限に近づいたら、Zapier 公式の料金ページで最新の上限を確認してください。
ステップ 3: Slack メッセージを送信する
- アクションアプリに「Slack」を選択
- アクションイベントに「Send Direct Message」を選択
- 送信先に借り手の Slack ユーザーを指定
- 次のような本文を設定
【備品返却のリマインダー】
{借り手}さん、お借りいただいている「{備品名}」の返却期限が近づいています。
返却予定日: {返却予定日}
返却が完了しましたら、#備品貸出管理チャンネルに「返却しました」とご報告ください。
よろしくお願いいたします。
⚠️ 重要: Slack のダイレクトメッセージ機能は、プランによって利用範囲が異なる場合があります。利用できない場合は、#備品貸出管理 にメンション付きで通知する方法を検討してください。最新仕様はSlack 公式ヘルプで確認します。
Zap 2 のテスト方法
- 台帳にテスト用の行を追加する
- 返却予定日を翌日に設定する
- Zapier の「Test action」を選択
- Slack に通知が届くか確認する
- 確認後、テストデータを削除する
次は、返却報告を受けて台帳の状況を更新する Zap 3 です。
✅ Zap 3: 返却報告で状況を更新する
Zap 3 は、Slack に「返却しました」というメッセージが投稿されたら、台帳の該当行を更新します。
Zap 3 の設定概要
| 設定項目 | 内容 |
|---|---|
| トリガー | Slack に「返却しました」を含むメッセージが投稿されたら |
| アクション | Google スプレッドシートの該当行を更新 |
| 対象チャンネル | #備品貸出管理 |
| 実行タイミング | 返却報告の投稿ごと |
返却報告のフォーマット
返却報告も、申請と同じように形式を固定します。
【備品返却報告】
備品名: [貸出時に申請した備品名]
返却日: [YYYY/MM/DD形式で入力]
備考: [傷や故障があれば入力]
💡 ポイント: 返却報告には、備品名と借り手を含めてください。同じ備品の貸出が重なった場合でも、該当する行を特定しやすくなります。
Zap 3 の設定手順
ステップ 1: トリガーを設定する
- トリガーアプリに「Slack」を選択
- トリガーイベントに「New Message Posted to Channel」を選択
- 監視するチャンネルに
#備品貸出管理を選択 - フィルター条件に「返却しました」を含める
⚠️ 注意: フィルターを設定しないと、申請メッセージでも Zap が動く可能性があります。返却報告だけを対象にしてください。
ステップ 2: 該当行を検索する
- アクションアプリに「Google Sheets」を選択
- アクションイベントに「Find Spreadsheet Row」を選択
- 条件を設定する
- 備品名 = 返却報告から取り出した名前
- 借り手 = 返却報告を投稿したユーザー
- 状況 = 「貸出中」
⚠️ 注意: 同じ人が同じ備品を複数回借りている場合、複数の行が一致する可能性があります。申請日が新しい行を対象にするなど、検索条件を追加して一意に絞り込んでください。
ステップ 3: 状況を更新する
- アクションアプリに「Google Sheets」を選択
- アクションイベントに「Update Spreadsheet Row」を選択
- 次の列を更新する
- 返却日 = 返却報告の日付
- 状況 = 「返却済」
- 備考 = 返却報告から取り出した内容
Zap 3 のテスト方法
- 台帳にテスト用の「貸出中」データを追加
#備品貸出管理に「返却しました」と投稿- 台帳の状況が「返却済」に変わるか確認
- 返却日が正しく記録されるか確認
次は、3 つの Zap を導入する順番と所要時間をまとめます。
🚀 導入のステップと所要時間
導入は、台帳を作成してから 3 つの Zap を順番に設定します。
Google スプレッドシートに列を作り、状況の選択肢と日付の形式を設定します。
- 列名を設定
- 状況を「貸出中・返却済・督促中」に設定
- 日付の形式を YYYY/MM/DD に統一
Zapier に Slack と Google スプレッドシートを接続し、申請用チャンネルを作成します。
- Zapier アカウントを作成
- Slack ワークスペースを接続
- Google アカウントを接続
- 申請用チャンネルを作成
Slack の申請を台帳へ記録する流れを設定します。
- トリガーに Slack の新規メッセージを設定
- アクションに行の追加を設定
- データの割り当てを設定
- テスト投稿で確認
返却期限を確認し、対象者へ Slack で通知する流れを設定します。
- 毎日 9:00 の実行を設定
- 台帳の検索を設定
- Slack 通知を設定
- テストデータで確認
返却報告を受けて、台帳の状況を更新する流れを設定します。
- 「返却しました」のメッセージを対象に設定
- 該当行の検索を設定
- 状況の更新を設定
- テスト投稿で確認
導入時の注意点
| 注意点 | 内容 | 回避策 |
|---|---|---|
| エラー対応 | Zap が失敗した場合の通知 | Zapier のエラー通知を設定 |
| データの保存 | 台帳を定期的に保存 | Google スプレッドシートの版の履歴を活用 |
| 権限設定 | 閲覧・編集権限を分ける | 総務担当者だけに編集権限を付与 |
編集長の見解: まずはノート PC やプロジェクターなど、貸出頻度の高い備品だけで試してください。1〜2 週間運用して、記録漏れや誤通知がないことを確認してから対象を広げると、社内の混乱を抑えられます。
次は、導入時に起こりやすい失敗と、その回避策です。
⚠️ 編集部の警告・失敗パターン
自動化は、設定よりも日々の運用でつまずくことがあります。代表的な 3 つの例を確認しましょう。
失敗パターン 1: 申請形式がばらばらになる
原因: 申請形式を固定していないと、入力内容を正しく取り出せないことがあります。
具体例:
- 「備品名: ノート PC」と「ノート PC 借ります」が混在
- 日付が「5/13」「2026 年 5 月 13 日」「2026-05-13」で混在
- 部署名が「営業部」「営業」「営業課」で混在
回避策:
- 申請形式をチャンネルにピン留めする
- 新入社員向けに申請方法を説明する
- 形式に沿わない投稿は総務担当者が確認する
- 定期的に形式を再周知する
⚠️ 警告: 入力形式が統一されていないと、誤った行が登録されたり、督促対象から漏れたりする可能性があります。導入初期は、総務担当者が自動登録の結果を確認してください。
失敗パターン 2: Zapier の実行回数上限に達する
原因: Zapier の無料プランには、月間のタスク実行上限があります。
具体例:
- 月 30 件の貸出で、Zap 1 が 30 回、Zap 2 が約 30 回、Zap 3 が 30 回
- 検索や通知などの追加ステップで、実行数がさらに増える
回避策:
- 貸出件数と 1 件あたりのタスク数を事前に見積もる
- 必要に応じて有料プランを検討する
- 通知頻度や不要な Zap を見直す
💡 編集部メモ: タスク上限や料金は変更される場合があります。導入時はZapier 公式の料金ページで最新情報を確認してください。
失敗パターン 3: 督促メッセージが多すぎる
原因: 督促を細かく設定しすぎると、社員が通知を見落とすことがあります。
具体例:
- 返却期限の 7 日前、5 日前、3 日前、前日、当日に通知する
- 同じ備品に複数の通知が届く
回避策:
- 通知を 3 日前と当日の 2 回に絞る
- 期限を過ぎた場合は総務担当者が確認する
- 備品名と返却期限を本文の目立つ位置に置く
⚠️ 警告: 通知を必要最小限に抑え、送信履歴を台帳に残すと、後から対応状況を確認しやすくなります。
次は、料金や複数拠点での運用に関する質問です。
❓ よくある質問
Q1: 無料プランでこのレシピは動きますか?
回答: 基本的な構成は無料プランから試せます。ただし、Zapier の月間タスク上限や Slack の機能制限はプランによって異なります。貸出件数が少ない会社でも、検索や通知のステップ数によって上限に達する可能性があります。導入前に、Zapier 公式の料金ページとSlack 公式ヘルプで確認してください。
Q2: 備品の写真や型番も管理できますか?
回答: 管理できます。台帳に「型番」や「写真 URL」の列を追加し、写真は Google ドライブなどに保存して URL を記録します。申請形式にも「型番:」を追加すると、入力内容をそろえやすくなります。
Q3: 複数拠点で使う場合はどうすればよいですか?
回答: 次の 2 つの方法があります。
| 方法 | 設定 | 向いている会社 |
|---|---|---|
| 拠点ごとに台帳を分ける | 拠点別の Slack チャンネルと台帳を用意 | 拠点ごとに管理したい会社 |
| 1 つの台帳にまとめる | 「拠点」列を追加して一元管理 | 全社で集計したい会社 |
Q4: 返却期限を延長したい場合はどうすればよいですか?
回答: 現在の構成では、総務担当者が台帳の「返却予定日」を手動で更新します。運用は次のとおりです。
- 借り手が Slack に延長申請を投稿
- 総務担当者が申請内容を確認
- 承認後、台帳の返却予定日を更新
- 新しい期限に合わせて督促対象を確認
延長申請が多い場合は、自動更新の Zap を追加できます。ただし、承認が必要な会社では、手動確認を残す方が安全です。
💡 ヒント: 返却期限の変更は貸出状況に影響します。変更者と変更日を備考欄に残すと、後から経緯を確認できます。
Q5: この仕組みは他の用途にも応用できますか?
回答: 応用できます。基本構造は「Slack で申請受付 → 台帳に記録 → 期限管理 → 通知」です。
| 応用先 | トリガー | アクション |
|---|---|---|
| 来客管理 | Slack に来客予定を投稿 | 台帳に記録、担当者に通知 |
| 社用車の予約管理 | Slack に予約申請を投稿 | 台帳に記録、返却通知 |
| 会議室の予約管理 | Slack に予約申請を投稿 | 台帳に記録、重複を確認 |
| 書類の回覧管理 | Slack に回覧依頼を投稿 | 台帳に記録、期限を通知 |
Q6: データを誤登録した場合はどうすればよいですか?
回答: 台帳の該当行を修正し、原因を確認します。入力形式が原因なら再周知し、Zap の設定が原因ならテスト後に再稼働してください。
⚠️ 注意: Google スプレッドシートの編集権限は総務担当者に限定し、他の社員は閲覧のみとする運用が安全です。版の履歴も定期的に確認してください。
Q7: Zapier の無料プランに期間制限はありますか?
回答: Zapier には無料プランと有料プランがあります。無料プランは期間ではなく、タスク実行数などの条件で利用範囲が決まります。料金や上限は変更される場合があるため、Zapier 公式の料金ページで最新情報を確認してください。
次は、導入前に確認したい要点と参考情報です。
📚 まとめと参考情報
この記事では、社内備品の貸出申請、返却期限の通知、返却報告の更新を Zapier で自動化する方法を紹介しました。
この記事の要点
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 自動化の対象 | 貸出申請、返却期限の通知、返却報告の処理 |
| 必要なサービス | Zapier、Slack、Google スプレッドシート |
| 導入時間 | 約 45 分 |
| 費用 | 無料プラン〜月額約 ¥3,000 |
| 工数削減効果 | 月間約 7.5 時間(編集部試算) |
導入前のチェックリスト
- Slack の申請用チャンネルを作成した
- 申請形式を固定し、チャンネルにピン留めした
- Google スプレッドシートの列名を統一した
- Zap 1 の設定とテストを終えた
- Zap 2 の設定とテストを終えた
- Zap 3 の設定とテストを終えた
- 総務担当者に運用方法を共有した
- Zapier と Slack の料金・機能制限を確認した
編集長の見解: 備品管理は、総務担当者が日々使う窓口と台帳をそろえるだけでも改善しやすい業務です。まずは貸出件数の多い備品から試し、記録漏れや通知の誤りを確認しながら、自社の運用に合わせて広げていきましょう。
参考情報
- Zapier 公式サイト: https://zapier.com/
- Zapier の料金ページ: https://zapier.com/pricing
- Slack 公式ヘルプ: https://slack.com/help
- Google スプレッドシートのヘルプ: https://support.google.com/docs/answer/6000292
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