業務自動化

Shopify注文→LINE自動通知 Zapier EC運営の顧客対応を即時化するレシピ

EC・ネットショップ の業務自動化レシピ
業種EC・ネットショップ
ツールZapier
難易度★★☆ 中
設定時間約 45 分

Shopify の注文はメールに届くだけで、気づいたら発送が半日遅れていた——そんな経験はありませんか。本レシピは Zapier の Zap 1 本で Shopify の新規注文を LINE へ即時通知 する仕組みを 45 分で組み上げ、EC 運営者の「気づく」を秒単位に縮め、顧客対応と発送作業の初動を速くします。

想定読了 8 分 / 設定所要 45 分 / 月額目安 ¥0〜¥3,000

この記事のポイント

編集長の見解

EC 運営で対応が遅れる最大の原因は、注文が入ったことに「気づくのが遅い」点に尽きます。メールは他の受信メールに埋もれ、Shopify の管理画面はスマホで頻繁に開くには不向きです。一方 LINE は多くの運営者が 1 日に何度も確認するアプリです。注文をメールではなく LINE に届ける、この一手間だけで初動のスピードが大きく変わります。月額 ¥0 から着手でき、投資対効果 (ROI) の高い自動化と言えるでしょう。

このレシピで解決する 3 つの課題

EC 運営の現場で編集部が取材した「気づきの遅れ」に起因するトラブルを整理しました。

よくある困りごと起きている事象このレシピでの解消方法
注文への気づきが遅いメール受信箱を後で確認し、発送が翌日にずれる注文発生と同時に LINE へプッシュ通知
外出・接客中に対応できないPC の前にいないと注文状況が分からないスマホの LINE で場所を問わず即確認
担当者が不在だと止まる特定の人しか注文を見ておらず対応が滞る複数人が同じ LINE グループで注文を共有

これら 3 つを一気に解消するのが「Shopify 新規注文 → LINE 自動通知」レシピです。次のセクションで、実際の自動化フローを図で確認します。

完成形 (フロー全体図)

Shopify 新規注文 → LINE 即時通知 全体フロー
🛒
01
Shopify で注文が発生
顧客が購入を完了し、注文データが生成される
02
Zapier が検知
「New Order (新規注文)」トリガーが注文データを受け取る
📝
03
通知文を整形
注文番号・金額・商品名・顧客名を 1 通のメッセージにまとめる
🔗
04
Webhook 経由で LINE API を呼び出し
Webhooks by Zapier が LINE Messaging API のプッシュ配信エンドポイントへ送信
💬
05
LINE に即時通知が届く
運営者・スタッフのスマホに注文内容が数十秒で表示される

Zap 1 本で注文発生から LINE 到着までを自動化、担当者は確認ではなく対応に集中できる

セクション要点: 5 工程はすべて自動で動き、人は通知を受け取って対応するだけになります。次は必要なツールと月額コストです。

必要なツールと月額コスト

ツールプラン月額目安役割
ZapierFree (100 タスク/月) または Professional¥0 〜 約 ¥3,000 (Professional は $19.99〜/月)自動化エンジン (Webhooks 機能を使用)
Shopify契約中のプラン既存契約のまま注文データの発生源
LINE公式アカウントコミュニケーション (無料) 〜 ライト¥0 〜 約 ¥5,000通知の受け取り先

Shopify は EC を運営していればすでに契約済みのはずなので、追加で発生する費用は実質 Zapier と LINE 公式アカウントの分だけです。注文件数が少ないうちは両方とも無料枠で運用でき、月 ¥0 から開始できます。料金は 2026 年 7 月時点の公式情報を基にした目安で、為替や改定により変動するため、契約前に Zapier 公式料金ページShopify 公式料金ページLINE公式アカウント 公式料金ページで最新額をご確認ください。

💡 無料プランで始める判断基準

月の注文件数が数十件程度で通知の受け取りが 1 アカウント (運営者本人) だけなら、Zapier Free (月 100 タスク) と LINE公式アカウントのコミュニケーションプラン (無料、月 200 通) の組み合わせで十分に試せます。注文が増えて Zap の実行回数が枠を超えたら、Zapier Professional への切り替えを検討しましょう。

セクション要点: 小規模なら ¥0 から、注文が増えても月 ¥3,300 前後が現実的なラインです。次は実際の設定手順を見ていきます。

設定手順 (45 分の全体像)

Shopify → LINE 自動通知 構築フロー
Step 1
LINE公式アカウントと Messaging API を準備 (15 分)
LINE公式アカウントを開設し、LINE Developersで Messaging API 用のチャネルを作成します。チャネルアクセストークンを発行して控え、通知を受け取るユーザー ID (運営者本人や共有グループ) も取得しておきます。トークンは外部に漏らさないよう厳重に管理してください。
Step 2
Zapier アカウント作成 + Shopify 接続 (10 分)
Zapier にサインアップし、新規 Zap の作成画面でトリガーアプリに Shopify を選択、イベントを「New Order (新規注文)」に設定してストアと接続します。
Step 3
アクションに Webhooks by Zapier を設定 (10 分)
Zapier に LINE 専用アプリはないため、Action は「Webhooks by Zapier - POST」を選び、LINE Messaging API のプッシュ送信先 URL (https://api.line.me/v2/bot/message/push) を指定します。ヘッダーに発行済みのチャネルアクセストークンを設定し、認証を通します。
Step 4
通知文を組み立てる (5 分)
送信データ (Body) に、注文番号・合計金額・商品名・顧客名の項目を Shopify のデータから変数で差し込みます。固定文とデータを組み合わせて、読んですぐ状況が分かる文面に整えます。
Step 5
テスト送信して公開 (5 分)
Zapier のテスト機能でテスト注文データを流し、実際に LINE へ通知が届くか確認します。文面の表示崩れがないかもあわせてチェックし、問題なければ Zap を「Publish」で有効化します。

LINE公式アカウントの準備から Zap の本番稼働まで、初心者でも 45 分で組み上がる構成

セクション要点: 5 ステップで「注文が入ったら LINE に届く」状態が完成します。次は運用で起きやすい失敗を共有します。

⚠️ よくある失敗とリスク

即時通知は便利な一方、設計を誤ると「通知が来ない」「来すぎる」というトラブルが起きます。

⚠️ 失敗パターン 1: 全注文を高頻度で通知して見なくなる

1 日数十件以上の注文がある店舗では、すべてを同じ LINE に流すと通知に慣れてしまい、かえって見落とすようになります。高額注文や急ぎの案件だけ別グループに振り分ける、フィルター (Zapier の Filter 機能) で条件を絞る運用を検討してください。

⚠️ 失敗パターン 2: LINE公式アカウントの無料配信枠を超えて停止

LINE公式アカウントの無料枠 (月 200 通) を超えると追加配信ができなくなり、通知が途中で止まることがあります。月の注文数を見積もり、超えそうなら早めに有料プランへ切り替えましょう。詳細はLINE公式アカウント 料金プランで確認できます。

セクション要点: 通知は「絞り込み」と「配信枠の把握」が長続きのコツです。次は導入効果の試算を示します。

編集部の試算: どれくらい対応が速くなるか

1 日 15 件前後の注文がある小規模 EC を想定し、編集部がシミュレーションした効果です。あくまで一般的なモデルケースであり、実際の効果は運用体制によって変わります。

項目自動化前自動化後変化
注文への気づきまでの時間平均 1〜3 時間 (メール確認頻度に依存)数十秒〜数分 (LINE 通知)大幅短縮
発送までのリードタイム平均 当日〜翌日平均 当日中発送遅延の減少
注文確認の作業時間 (月)約 3 時間 (メール・管理画面の巡回)約 0.5 時間約 2.5 時間削減

💡 費用対効果の目安

月 2.5 時間の確認作業削減を時給 ¥2,500 換算すると月 ¥6,250 相当。Zapier Starter (約 ¥3,300/月) を使っても十分に元が取れる計算に加え、発送リードタイムの短縮による顧客満足度の向上という見えにくい効果も期待できます。

セクション要点: 注文への気づきが数十秒に縮まることで、発送対応の初動全体が速くなります。

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よくある質問

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出典・参考情報


Mira / AI経営ラボ 編集長

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