両立支援等助成金 2026 — ChatGPT で行動計画と申請書類を 30 分下書き、中小企業の育児・介護離職防止ガイド
⚠️ 免責事項: 本記事は情報提供のみを目的とします。補助金の申請代行は行いません。具体的な申請手続きは、行政書士・中小企業診断士などの専門家にご相談ください。
制度名: 両立支援等助成金
所管: 厚生労働省
補助上限: ¥1,520,000
補助率: コース別定額 (出生時両立支援 ¥20万・介護離職防止 最大 ¥143万・育休中等業務代替 最大 ¥99万 等)
申請締切: コース別 (休業終了後の起算期間内に申請)
育休を取らせたいけれど代わりがいない、介護で辞める社員を止めたいのに制度設計まで手が回らない。両立支援等助成金 2026 は、そんな中小企業の「人」の問題に、最大 ¥152 万円規模で報いる制度です。本記事では公式手引き 182 ページの読みどころを編集部が圧縮し、ChatGPT で一般事業主行動計画と就業規則改定案を 30 分で下書きする実機検証フローを公開します。仕上げは社労士と二人三脚で。
この記事のポイント
- 両立支援等助成金 2026 (令和8年度) の主要 6 コース、中小企業のみが対象 (一部 300 人以下に拡大)
- コース別の助成額: 出生時両立支援 第1種 ¥20万、介護離職防止 最大 ¥143万、育休中等業務代替 最大 ¥152万 まで積み上げ可
- 申請に必要な「一般事業主行動計画」「育児・介護休業規程」「実施計画書」 のドラフトは ChatGPT で 30 分
- シフト管理 AI (Airシフト/KING OF TIME) やリモートワーク クラウドサービス (SaaS、例: Teams) は職場環境整備の手段、経費は別制度
- 仕上げは社労士に必ず相談 — 申請期限は「労働局到着日」基準、不正受給は 5 年間受給停止
編集長の見解 / 両立支援等助成金は、補助金というより「人事制度に投資する企業を国が後押しする」 助成金です。書類のボリュームが多く後回しになりがちですが、ChatGPT を入れると一般事業主行動計画の下書きが一気に進みます。AI で 8 割整えてから社労士に持ち込むと、相談時間も費用も大幅に圧縮できます。
本記事は情報提供のみです。実際の申請判断・規程改定・申請書類提出は、社労士 (社会保険労務士) または管轄の都道府県労働局・ハローワークにご相談ください。数値・要件は必ず厚生労働省公式 PDF (令和8年度版) を確認してください。
両立支援等助成金とは — 1 分でわかる制度概要
両立支援等助成金は、仕事と育児・介護の両立支援に取り組む事業主 (≒中小企業) を厚生労働省が支援する 雇用関係助成金 です。IT 投資を補助する補助金ではなく、「制度を整えて従業員が実際に休業・復帰した」 ことに対して支給されます。
ものづくり補助金や IT 導入補助金とは性格が違います。
- 対象が「中小企業」に限定: 業種ごとの常時雇用労働者数の上限あり (後述)。一部コースは 300 人以下に拡大
- 採択審査ではなく「要件充足」型: 計画書を競う補助金と違い、要件を満たせば原則支給
- 「事前計画 → 制度整備 → 実際に休業・復帰 → 申請」 の順番: 後出しでは申請できない
- 電子申請対応 (令和5年6月から): 「雇用関係助成金ポータル」 で完結可能
中小企業の定義 (両立支援等助成金における)
業種ごとに「資本金または出資金」 と「常時雇用労働者数」 のいずれかを満たせば中小企業 (出典: 中小企業診断士ナビ 両立支援等助成金まとめ)。
| 業種 | 資本金/出資金 | または 常時雇用労働者数 |
|---|---|---|
| 小売業 (飲食店含む) | ¥5,000 万円以下 | 50 人以下 |
| サービス業 | ¥5,000 万円以下 | 100 人以下 |
| 卸売業 | ¥1 億円以下 | 100 人以下 |
| その他 (製造業・建設業など) | ¥3 億円以下 | 300 人以下 |
→ 個人事業主は対象外 (雇用保険適用事業所であることが前提)。法人で雇用保険に加入していれば、上記の人数以下で対象になります。
次のセクションで、各コースの助成額と対象を整理します。
主要 6 コースの一覧と助成額 (2026 年度)
2026 年度 (令和8年度) は次の 6 コース構成です。数値は公式『支給申請の手引き 2026 年度版』 と最新の士業サイトで二重確認しています。
コース別 助成額サマリー
| コース | 主な助成額 (中小企業) | 主な対象 |
|---|---|---|
| 出生時両立支援コース | 第1種 1人目 ¥20万、2-3人目 各 ¥10万 / 第2種 ¥60万 | 男性労働者が育休取得 (出生後 8 週以内) |
| 介護離職防止支援コース | 介護休業 ¥40万、両立支援制度 ¥20-25万、業務代替 ¥20万、複数措置で最大 ¥143万 | 介護休業取得・職場復帰、介護両立支援制度導入 |
| 育児休業等支援コース | 育休取得時 ¥30万 + 復帰時 ¥30万 (合計最大 ¥62万) | 育休取得計画策定 + 復帰支援 |
| 育休中等業務代替支援コース | 手当支給 最大 ¥152万 / 新規雇用 最大 ¥81万 (プラチナくるみんで ¥99万) | 育休中の業務代替体制構築 (中小+300人以下) |
| 不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース | 各 ¥30万 (不妊治療/月経/更年期 の対応につき各1回) | 不妊治療・女性健康課題への両立支援制度導入 |
| 柔軟な働き方選択制度等支援コース | 制度 2 つで ¥20万、3 つ以上で ¥25万 (障害児・医療的ケア児対応で +¥20万) | フレックス/在宅勤務/短時間勤務などの制度導入 |
(出典: 厚生労働省 両立支援等助成金 4 コース概要 PDF、補助金ポータル 2026 年版まとめ、中小企業診断士ナビ)
令和8年度の主な変更点
2026 年度 (令和8年度) に変わった点です。前年度との差分を意識しておくと、社労士相談が効率的になります。
- 出生時両立支援コース: 対象事業主が「中小企業」から「常時雇用労働者 300 人以下の企業全体」 に拡大
- 介護離職防止支援コース: 有給介護休暇制度 の助成 (¥30万、年 10 日以上で ¥50万) が新設
- 育休中等業務代替支援コース: 新規雇用の上限引き上げ (1 年以上代替で最大 ¥81万、プラチナくるみん認定で最大 ¥99万)
- 柔軟な働き方選択制度等支援コース: 障害児・医療的ケア児対応 の加算 (+¥20万) 追加
編集部のヒント / 公式の概要パンフレット 『両立支援等助成金 4 コース概要』 (厚労省 mhlw.go.jp/content/001687926.pdf) と、各コースの支給要領 (電子申請用の様式ページ からダウンロード可) が公式の一次情報です。自社が使うコースの章だけ取り出して ChatGPT に読ませる、が現実解です。次のセクションで具体手順を解説します。
次のセクションが本記事の主軸、AI で申請準備を 30 分で進めるフローです。
【主軸】AI で申請準備を 30 分で進める — 実機検証フロー
ここからが本記事の中心です。編集部のテクノロジー検証担当 Yuki が、両立支援等助成金の申請準備を AI で実際に行ってみた手順を、コピペ可能な形で公開します。
全体のステップ感
従来の 30-40 時間が、AI 活用で 4-6 時間に短縮可能
方法 A: ChatGPT Plus で進める (人事担当者に一番おすすめ)
専用ソフトを入れずに、ブラウザだけで完結する方法です。月額約 ¥3,000 の ChatGPT Plus でも、無料版でも実行可能 (有料版の方が長文を安定して扱えるため推奨)。
コピペ用プロンプト (ChatGPT 用)
あなたは社会保険労務士として、両立支援等助成金 2026 (令和8年度) の
<コース名> の申請に必要なドラフトを作成してください。
【自社の情報】
- 会社名: <屋号・社名>
- 業種: <例: 飲食店 / 製造業 / IT サービス>
- 設立年: <YYYY年>
- 従業員数: <人数 (常時雇用労働者)>
- 直近年度の売上: <円>
- 男性育休取得実績 (直近 3 年): <何件>
- 介護で離職リスクのある社員: <何名 / 概要>
- 既存の就業規則 (育児・介護休業規程) の状況: <未整備 / 旧版あり / 法定通り>
【申請したいコース】
- コース名: <例: 出生時両立支援コース 第1種 / 介護離職防止支援コース>
- 想定対象者: <例: 2026年7月に第一子出生予定の男性社員1名>
【出力してほしいもの】
1. 一般事業主行動計画ドラフト (次世代育成支援対策推進法に基づく、約 1,500 字)
2. 育児・介護休業規程の改定箇所 (現行 → 改定後の差分形式、約 2,000 字)
3. 対象労働者向け「育休取得計画書」 ドラフト (約 1,000 字)
4. 職場の業務代替体制 概要 (約 800 字)
5. 申請までの必要書類チェックリスト
6. 社労士に確認すべきポイント 5 つ
参考にしてほしい公式 PDF:
- https://www.mhlw.go.jp/content/001687926.pdf (4 コース概要パンフレット)
- https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33675.html (電子申請用の様式・各コース支給要領)
期待される出力
- 一般事業主行動計画 (約 1,500 字): 計画期間、目標、内容、周知方法
- 育児・介護休業規程 改定差分 (約 2,000 字): 法改正と助成金要件に整合
- 育休取得計画書 (約 1,000 字): 取得日・代替体制・復帰時期
- 業務代替体制 概要 (約 800 字): 誰がどの業務を引き継ぐか
- 必要書類チェックリスト
- 社労士確認ポイント 5 つ
編集部のコツ / プレースホルダー (<業種> や <従業員数>) はできるだけ具体的に埋めるほど精度が上がります。「飲食店」 ではなく「20-50 代女性のパート 8 名 + 正社員 3 名のラーメン店、平日昼ピーク中心」 のように書くと、業務代替体制の記述が現場感のあるものになります。
方法 B: Codex CLI で進める (複数事業所/規程を一気に整える場合)
OpenAI の Codex CLI (コマンド画面から AI を動かす道具、いわゆる「黒い画面」) を使うと、ターミナルから直接 AI を呼べます。Web ページを AI に読ませる機能と組み合わせると、厚労省の規程例 PDF を直接読み込ませた状態で規程改定案を書かせられます。
コピペ用コマンド (Codex CLI 用)
/goal 両立支援等助成金 2026 の <コース名> 申請に必要な
一般事業主行動計画と育児・介護休業規程改定案を作成してください。
会社名: <社名>
業種: <業種>
従業員数: <人数>
直近の育休取得実績: <件数>
申請したいコース: <コース名>
想定対象者: <概要>
以下を出力:
1. 一般事業主行動計画 (1,500 字)
2. 育児・介護休業規程 改定差分 (2,000 字)
3. 業務代替体制 概要 (800 字)
4. 必要書類チェックリスト
5. 社労士相談時の質問リスト
公式パンフレット: https://www.mhlw.go.jp/content/001687926.pdf
電子申請用の様式・支給要領: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33675.html
注意点
- Codex CLI v0.128.0 以降が必須 (
/goalコマンドは v0.128.0 で追加された機能、旧版では使えない) - Web ページを AI に読ませる権限をオンにすると、PDF を直接読んでくれて精度が上がる
- OpenAI の利用キー (API キー) が必要 (使った分だけ課金される従量制)
方法 C: Claude Code でスキル化する (毎年・毎コース繰り返す場合)
人事担当者で「来年も再来年も両立支援等助成金を使う」 「複数コースをまわす」 という場合は、Claude Code でスキル (再利用可能なコマンド) として保存できます。
SKILL.md の例
ファイルパス: ~/.claude/skills/ryoritsu-shien-prep/SKILL.md
---
name: ryoritsu-shien-prep
description: 両立支援等助成金 (令和8年度以降) の申請ドラフトを生成。
コース名と自社情報を渡すと、一般事業主行動計画・規程改定案・業務代替体制案を一気に作成。
---
# /ryoritsu-shien-prep
両立支援等助成金の申請ドラフトを作成するスキルです。
## 使い方
`/ryoritsu-shien-prep <コース名>` の形で実行後、以下の情報を順に答えてください:
1. 会社名・業種・設立年
2. 常時雇用労働者数
3. 直近 3 年の育休取得実績
4. 介護離職リスクのある社員
5. 既存の育児・介護休業規程の状況
6. 想定対象者の概要
## 出力
- 一般事業主行動計画 (1,500 字)
- 育児・介護休業規程 改定差分 (2,000 字)
- 業務代替体制 概要 (800 字)
- 必要書類チェックリスト
- 社労士相談時の質問リスト
## 対応コース
- 出生時両立支援コース (第1種/第2種)
- 介護離職防止支援コース
- 育児休業等支援コース
- 育休中等業務代替支援コース
- 不妊治療及び女性の健康課題対応両立支援コース
- 柔軟な働き方選択制度等支援コース
## 参考
公式パンフレット: https://www.mhlw.go.jp/content/001687926.pdf
電子申請用の様式・支給要領: https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33675.html
このファイルを保存すれば、Claude Code 内で /ryoritsu-shien-prep と打つだけで、何度でも同じプロンプトを呼び出せます。
次のセクションでは、AI に任せる部分と、社労士・労働局に頼む部分の役割分担を整理します。
自分でやる vs 社労士に頼む — 編集部の判断基準
両立支援等助成金は補助金以上に書類が細かく、要件解釈の余地もあります。役割分担はこうです。
| 項目 | 自分 (AI 活用) | 社労士 | 都道府県労働局・ハローワーク |
|---|---|---|---|
| 制度全体の理解 | ◎ AI に要約させる | ◎ | ◎ 窓口相談無料 |
| 一般事業主行動計画 下書き | ◎ AI で 30 分 | △ 並走 | × |
| 育児・介護休業規程 改定下書き | ◎ AI で 30 分 | ◎ 専門 | × |
| 規程の労基署届出 | × | ◎ 代行可 | △ 受付窓口 |
| コース選定 (どれが最適か) | △ AI 候補出し | ◎ ここが本領 | ◎ |
| 申請書類の最終整形 | △ | ◎ (有料: ¥5-15万目安) | × |
| 電子申請の代行 | △ 自社可 | ◎ 代行可 | × |
| 不支給リスクの最終判断 | × | ◎ | △ 一般相談 |
編集長の見解 / 両立支援等助成金は、申請期限が「労働局到着日」 基準で、しかも 1 日でも遅れるとアウトです。AI で下書きを早めに作り、社労士に「期限内提出」 を担保してもらう体制が最も安全です。社労士費用 ¥5-15 万円は、助成金額 (最大 ¥152 万) から見れば十分回収できる範囲です。
職場環境整備に AI ツールを使う際の経費計上 Tips
「シフト管理 AI や勤怠 SaaS を導入したら、両立支援等助成金で経費補助される?」 という質問を編集部もよくいただきます。結論から言うと、IT ツールの購入経費は両立支援等助成金で直接補助されません。
両立支援等助成金は「労働者の休業取得・職場復帰」 に対する助成金であり、ツール購入費を直接補助する制度ではありません。ここを誤解すると不支給リスクが上がります。
AI ツールの正しい位置づけ
| 用途 | 助成金との関係 |
|---|---|
| シフト管理 AI (Airシフト等) | 業務代替体制の 手段 として有効、ただし経費は別制度 |
| 勤怠管理 SaaS (KING OF TIME 等) | 短時間勤務者の労働時間可視化に有効、申請添付書類の電子化に便利 |
| リモートワーク基盤 (Teams 等) | 柔軟な働き方選択制度等支援コースの 制度導入の現実性 を担保 |
| 人事労務クラウド (freee 人事労務等) | 賃金台帳・出勤簿の電子化、社労士連携で申請効率化 |
→ AI ツールはあくまで「制度を回すための職場環境」 を整える手段です。「これを買ったから助成金が出る」 ではなく「これを使って体制を整えた結果、対象労働者が休業・復帰できた」 という説明ストーリーが必要です。
IT ツール購入経費を補助したい場合
別制度の併用検討が現実解です。
- IT 導入補助金 2026: クラウド勤怠・人事労務 SaaS の直接補助 (補助率 1/2、上限 ¥450 万)
- 業務改善助成金 2026: 最低賃金引上げ + 設備投資セットで最大 ¥600 万
- デジタル化・AI 導入補助金 2026: 中小企業の AI ツール導入を直接補助、小規模事業者は補助率 4/5
編集部の警告 / 両立支援等助成金と他補助金の併給制限は制度ごとに異なります。「同じ経費を二重に補助申請」 は不正受給に該当し、5 年間の受給停止と返還命令の対象です。併用検討時は必ず管轄労働局と社労士に事前確認してください。
編集部の警告 (個人情報) / 対象労働者の氏名・年収・家族構成・健康情報などは個人情報に該当します。AI ツールに投入する前に、各サービスの利用規約 (データの学習利用の有無) を必ず確認してください。心配な場合は、抽象化した情報 (年齢層・部署のみ) で AI に下書きを作らせ、固有情報は最後に自分で差し込むのが安全です。
申請の流れと必要書類
申請から入金までの全体スケジュール (出生時両立支援コース第1種の例)
| 時期 | 内容 |
|---|---|
| 事前 | 一般事業主行動計画策定 + 労基署届出 + 育児・介護休業規程整備 |
| 事前 | 計画の社内周知・公表 (両立支援のひろば等への登録) |
| T-0 | 対象労働者の子の出生 |
| T-0 ~ T+8週 | 対象労働者が育児休業を取得 (連続 5 日以上、休業期間中の労働日 5 日以上) |
| 育休終了後 | 申請書類一式の作成 |
| 育休終了から 2 か月以内 | 雇用関係助成金ポータルから電子申請 |
| 申請受理 ~ 3-6 か月 | 労働局審査 |
| 審査通過後 | 助成金 入金 |
(出典: 厚労省 両立支援等助成金トップ、いくぷら 中小企業育児・介護休業等推進支援事業)
必要書類 (出生時両立支援コース第1種の例)
- 支給申請書 (様式第1号)
- 一般事業主行動計画の写し + 周知の証拠 (社内掲示・自社サイト・両立支援のひろば 登録など)
- 育児・介護休業規程の写し
- 対象労働者の母子健康手帳の写し (出生確認)
- 対象労働者の出勤簿・賃金台帳
- 育児休業申出書の写し
- 業務代替体制を示す書類 (社内通達・業務分担表)
環境整備加算・業務代替加算・情報公表加算
主要コースには加算項目が複数あり、組み合わせで助成額を上積みできます。
- 環境整備加算: 介護離職防止支援コース等で、職場環境整備措置 (相談窓口設置・管理職研修等) で +¥15-30 万
- 業務代替加算: 育休中等業務代替支援コースで、新規雇用 (¥9-81 万) または手当支給 (~¥140 万)
- 情報公表加算: 自社の両立支援取組状況を公表 (両立支援のひろば登録) で +¥2-15 万
組み合わせ次第で、介護離職防止支援コースは最大 ¥143 万、育休中等業務代替支援コースは最大 ¥152 万まで積み上げ可能です。
不支給になりやすいパターン (編集部の整理)
複数の社労士サイトと労働局公表事例を照合した結果、不支給になりやすい共通パターンは次の通りです。
- 事前計画なしの後出し申請: 一般事業主行動計画や規程改定が休業開始 前 に整備されていない
- 計画の周知漏れ: 行動計画を社内掲示・公表していない (周知の証拠が残っていない)
- 休業日数不足: 連続休業日数の要件 (例: 出生時両立支援 第1種は連続 5 日以上 + 労働日 5 日以上) を満たさない
- 申請期限の超過: 「労働局到着日」 基準で 1 日でも遅れたら受理されない
- 規程と運用の不一致: 規程に書いてある制度を、対象労働者に実際に運用していない
- 就業規則の届出漏れ: 改定後の規程を労基署に届け出ていない (10 人以上の事業場の場合)
編集部の警告 (重要) / AI が出力した行動計画や規程改定案を、そのまま無修正で申請するのは推奨しません。AI は自社の運用実態を知りません。数値目標 (育休取得率の目標値) や記載要件は、必ず公式 PDF と照合し、社労士のチェックを通してください。
よくある質問
Q: 個人事業主でも申請できますか?
A: できません。両立支援等助成金は雇用保険適用事業所が対象です。個人事業主で雇用保険に加入していない場合は対象外です。法人化または雇用保険適用が前提となります。
Q: AI が書いた書類で本当に支給されますか?
A: AI が書いた「たたき台」 を、自社の実態に合わせて修正し、社労士のチェックを通せば、十分に支給を狙えます。「AI 出力をそのまま提出」 は推奨しません。特に数値目標と運用実態の整合は人が確認する必要があります。
Q: シフト管理 AI を買ったら経費補助されますか?
A: いいえ、両立支援等助成金は IT ツール購入経費を直接補助する制度ではありません。シフト管理 AI は「業務代替体制を整える手段」 として活用し、経費補助は IT 導入補助金 2026 など別制度を検討してください。
Q: 社労士に依頼する場合の費用相場は?
A: 規程改定 + 申請代行で ¥5-15 万円 (1 コースあたり) が一般的です。AI で下書きを作って持ち込めば、相談時間が短縮され費用も抑えられます。助成金額 (最大 ¥152 万) との費用対効果は高めです。
Q: 申請期限はいつまでですか?
A: コースにより異なりますが、多くは「対象労働者の休業終了/復帰後 2-3 か月以内の指定期間」 です。期限は「労働局到着日」 基準で 1 日でも遅れたら受理されません。電子申請推奨。
Q: 不正受給したらどうなりますか?
A: 助成金返還命令と、5 年間の全雇用関係助成金の受給停止処分が下されます (出典: 中小企業診断士ナビ 両立支援等助成金まとめ)。実際に運用していない制度を「導入したことにする」 などは絶対に避けてください。
Q: 過去の支給実績はどう確認できますか?
A: 厚生労働省は両立支援等助成金の支給実績を公表しています。最新の実績は管轄労働局またはハローワークに問い合わせるか、厚労省サイトで開示資料を確認してください。
出典・参考情報
- 厚生労働省 子ども・子育て両立支援等助成金のご案内 (制度トップ) (最終確認 2026-05-20)
- 厚生労働省 両立支援等助成金 4 コース概要 PDF (最終確認 2026-05-20)
- 厚生労働省 両立支援等助成金 (電子申請用の様式・各コース支給要領) (最終確認 2026-05-20)
- 厚生労働省 雇用関係助成金の電子申請 (最終確認 2026-05-20)
- いくぷら 中小企業育児・介護休業等推進支援事業 (パソナ運営) (厚労省委託事業、最終確認 2026-05-20)
- 両立支援のひろば (情報公表加算 登録窓口) (厚労省、最終確認 2026-05-20)
- 雇用関係助成金ポータル (電子申請: esop) (厚労省、最終確認 2026-05-20)
- 補助金ポータル 両立支援等助成金 2026 年版まとめ (二次情報源)
- 中小企業診断士ナビ 両立支援等助成金まとめ (二次情報源)
- 各都道府県の 労働局・ハローワーク: 申請窓口・事前相談 (無料)
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Mira / AI経営ラボ 編集長
本記事の AI ツール手順は、編集部のテクノロジー検証担当 Yuki が ChatGPT (GPT-5.4)、Codex CLI v0.128.0、Claude Code 1.x で実機検証しています (検証日: 2026-05-20)。