Make.comでRSS更新→X自動投稿 個人事業主のSNS運用を週2時間削減する手順
ブログを更新するたびに X (旧Twitter) へ告知するのは、地味に時間を食う作業です。Make.com を使えば RSS の新着を検知して自動で X に投稿できますが、2025年に Make 公式の X 連携アプリが終了しており、今から組む場合は Buffer を経由する構成が正解です。本記事は2026年時点の正しい手順とコストを編集部が実装ベースで整理しました。
- ブログの RSS 新着を検知した瞬間 に、投稿文を自動整形して X へ投稿
- ⚠️ Make 公式の「X (Twitter)」モジュールは2025年に終了済み、今組むなら Buffer 経由が現実解
- Buffer の 無料プラン (3チャンネルまで) を使えば月額 ¥0 から検証できる
- SNS 告知の手作業を、編集部試算で 週 約2時間圧縮、個人事業主・フリーランス向け
- TimelineSteps の通り組めば、初日65分で稼働開始 (難易度 easy)
- 失敗パターン (未終了モジュールを探して迷子になる、投稿詰まり、文字数超過) を編集部が事前整理
編集長の見解 ── この記事を書く上でいちばん重要だったのは、「Make.com で X に自動投稿する」という一見シンプルなテーマの裏に、2025年の大きな仕様変更が隠れていたことです。X 社の API 方針・価格変更を理由に、Make は公式の X 連携アプリを2025年4月に新規作成停止、5月末に既存シナリオも停止させました。ネット上には終了前の古い手順を紹介する記事がまだ残っており、そのまま試すと「モジュールが見つからない」で詰まります。本記事は Make が公式ヘルプで案内している代替手段 (Buffer 経由) を使い、2026年7月時点で実際に組める構成だけを紹介します。
なぜ「X告知」は地味に時間を食うのか
ブログや制作実績を更新しても、X への告知は別作業です。個人事業主やフリーランスの多くは「更新したら投稿する」と決めていても、日々の業務に追われて後回しになりがちです。
告知1件あたりは数分でも、積み重なると馬鹿にできない工数になります。
| 告知作業 | 1本あたり所要 | 月15本更新で換算 |
|---|---|---|
| 更新に気づき記事URLをコピー | 約3分 | 月 約 0.75 時間 |
| 投稿文 (タイトル+一言) を作文 | 約6分 | 月 約 1.5 時間 |
| X アプリ/管理画面を開いて投稿 | 約3分 | 月 約 0.75 時間 |
| 投稿し忘れの取り返し・確認 | 約4分 | 月 約 1.0 時間 |
| 合計 (月15本想定) | 約16分/本 | 月 約 4.0 時間 |
このうち「URLコピー」「投稿文整形」「投稿操作」は機械化できる領域です。Make.com と Buffer を組み合わせれば、編集部試算で 週 約2時間 (月 約8時間) の告知作業のうち大半を自動化に置き換えられます。
時給¥3,000 換算なら月¥24,000相当の作業時間です。後述するように月額¥0〜¥1,000程度の投資で置き換えられるなら、投資対効果は高いといえます。
続いて、自動化前後で運用がどう変わるかを編集部の試算で示します。
自動化で何がどう変わるか
- 更新に気づくかは運次第
- 投稿文を毎回ゼロから作文
- Xアプリを開いて手で投稿
- 忙しい日は告知が抜ける
- 月 約4時間を消費
- RSS新着を自動検知
- テンプレートで投稿文を自動整形
- Buffer経由でXへ自動キュー投稿
- 忙しくても取りこぼしゼロ
- 編集部試算で告知作業の大半を圧縮
編集部試算で告知の手作業を大きく削減 (数値は事業者の更新頻度により変動)
ポイントは「投稿を完全放置にする」ことではなく、新着検知と文面整形だけを自動化し、投稿タイミングの最終判断はBufferの投稿キューで確認できることです。誤字や表現ミスに気づいた場合は、投稿される前にBuffer側で編集・削除もできます。
💡 編集部の節約ヒント ── いきなり全自動にせず、最初の1〜2週間はBufferの投稿キューを毎日目視確認する運用にすると安心です。慣れてきたら確認頻度を落とせます。
次のセクションでは、なぜBuffer経由の構成が必要なのかを詳しく説明します。
重要な前提: Make公式のX連携は2025年に終了済み
ここが本記事でいちばん重要な情報です。Make のヘルプセンターは次のように案内しています。
X (旧Twitter) アプリ統合は、X 社の API ポリシー要件と価格体系により「妥当な形での連携提供が困難」と判断され、2025年4月3日付けで新規シナリオ作成が停止、2025年5月30日付けで既存シナリオも動作を停止しました。
⚠️ 要注意: 古い手順ガイドはそのまま使えません ── Web検索すると「Makeの『X (formerly Twitter)』モジュールでCreate a Postを追加」という2025年より前の手順がまだ見つかります。しかし現在のMakeにこのモジュールは存在しません。探しても見つからないのは設定ミスではなく、モジュール自体が廃止されたためです。
Make は公式ヘルプで代替手段として、Buffer や Hootsuke のような投稿管理ツール経由での連携を案内しています。本記事では、無料プランがあり個人事業主でも導入しやすい Buffer を使う構成を採用します。BufferはXへの投稿権限を自社でまとめて管理しており、利用者が個別にX社の開発者アカウントやAPI利用料を用意する必要がありません。
続いて、この構成の全体像をProcessFlowで示します。
完成形のフロー (ProcessFlow)
RSS新着 → Makeで検知 → 投稿文を整形 → Bufferのキューに追加 → Bufferが自動でXへ投稿
MakeとBufferの2つのサービスにまたがりますが、どちらも画面操作だけで組めます。プログラミングやAPIキーの取得は不要です。
続いて、この構成を実際に作る手順をTimelineStepsで順を追って示します。
セットアップ手順 (TimelineSteps)
サイトURL/feed/です。取得開始位置を「最新の項目から」にして過去記事の一斉投稿を防ぎます。{{title}} を更新しました → {{link}} #ブログ更新 のような本文テンプレートを作ります。X の280字制限内に収まるよう要約は短めにします。難易度 easy / 所要約65分 / 必要なもの: Makeアカウント・Bufferアカウント・対象サイトのRSS URL・Xアカウント
ここまでで、RSS新着からBufferのキュー登録までが自動化されます。Buffer側の投稿スケジュール設定 (1日に何回・何時に投稿するか) は、Bufferの管理画面で別途調整してください。
次のセクションでは、月にどれくらいのコストがかかるのかを編集部が試算します。
コストと適用規模の試算
この構成はMakeとBufferの2つのサービスを使うため、両方の料金を確認する必要があります。
Make.comの料金 (オペレーション数課金)
| プラン | 月額目安 | 月間オペレーション | 想定できる更新頻度 (編集部試算) |
|---|---|---|---|
| Free | ¥0 | 1,000 | 1日数本までの更新なら十分 |
| Core | 約 ¥1,400 (年払い時) | 10,000 | 高頻度更新・複数サイト運用も対応 |
Bufferの料金 (接続チャンネル数課金)
| プラン | 月額目安 | 内容 |
|---|---|---|
| Free | ¥0 | 3チャンネルまで、1チャンネルあたり投稿キュー10件 (公開されるたびに補充可能) |
| Essentials | 約 ¥775 (1チャンネルあたり) | キュー無制限、分析機能あり |
※価格は為替やプラン改定で変動するため、最新の正確な金額は必ず公式の料金ページで確認してください。円換算は目安レート (約¥155/$) で編集部が算出したものです。
多くの個人事業主は Make・Buffer とも無料プランのまま開始可能 です。月15本前後の更新であれば、MakeのFree枠 (1,000オペレーション) にもBufferのキュー枠にも十分収まる試算です。
💡 編集部の節約ヒント ── 「自社でX社の開発者アカウントを取得し、APIを直接叩く」という上級者向けの構成も存在します。ただしX社は2026年2月にAPI課金を従量制に一本化しており、投稿1件あたり約$0.015 (URLを含む投稿は約$0.20、円換算で約¥30)が発生します。Buffer経由なら、この従量課金を個別に管理する必要がなく、非エンジニアの個人事業主には現実的です。
このコスト感なら、SNS運用に予算をかけられない個人事業主でも導入のハードルは低いといえます。
続いて、編集部が実際に詰まりやすいと整理した失敗パターンを共有します。
編集部が整理した失敗パターン
自動化は便利な一方、設計を誤ったり前提が古い情報のままだと詰まりやすい場面があります。導入前に以下を必ず押さえてください。
⚠️ 失敗パターン1: 古い手順で「Xモジュール」を探して迷子になる ── 前述の通り、Make公式の「X (Twitter)」モジュールは2025年に終了しています。古いブログやYouTube動画の手順をそのまま探すと見つからず時間を浪費します。必ずBuffer経由 (または他の投稿管理ツール経由) の構成で組んでください。
⚠️ 失敗パターン2: Buffer無料プランのキュー詰まり ── Buffer無料プランは1チャンネルあたり投稿キュー10件までです。更新頻度が高くキューが常に埋まっていると、新しい投稿がキューに追加されずシナリオがエラーになることがあります。更新頻度が月20本を超えるなら、Bufferの有料プラン (キュー無制限) への切り替えを検討してください。
⚠️ 失敗パターン3: 過去記事の一斉投稿と文字数超過 ── RSSの取得開始位置を「すべて」にすると、過去記事が一気にキューに積まれます。**必ず「最新の項目から」**に設定してください。また投稿文がXの280字制限を超えると投稿が失敗するため、テンプレートは短く保つことが重要です。
X・Buffer双方の仕様変更は今後も起こり得ます。月に一度はMakeのシナリオ実行ログとBufferの投稿履歴を確認し、エラーが続いていないかを点検する運用にしておくと安心です。
最後に、このレシピと組み合わせると効果が高い関連自動化を紹介します。
関連する自動化レシピ
RSS→X自動投稿が動き始めたら、情報発信まわりの他の手作業も自動化していくと相乗効果が出ます。編集部が解説した関連レシピを以下にまとめます。
- Make.comでRSS新着→SNS自動投稿(X・Facebook)するレシピ — Facebookページも同時に告知したい場合に
- Make.comで投稿を予約配信するSNSスケジューラー — 自動投稿の時間帯を最適化したい場合に
- ZapierでX投稿→スプレッドシート記録するレシピ — 投稿後の反応を後から振り返りたい場合に
これらを段階的に組み合わせれば、「発信 → 記録 → 振り返り」の流れを個人事業主一人でも回せるようになります。
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よくある質問
| 質問 | 編集部の回答 |
|---|---|
| Make公式のXモジュールを今から使えますか | 使えません。2025年に終了しており、代替としてBufferなど投稿管理ツール経由の構成が必要です |
| プログラミングは必要ですか | 不要です。MakeもBufferも画面上の操作だけで組めます |
| Buffer以外のツールでも代用できますか | できます。Make公式ヘルプはHootsuiteも代替候補として案内しています。同じ要領でモジュールを置き換え可能です |
| 投稿前に内容を確認したい | 可能です。BufferのキューにたまったAI下書きは、公開前に画面上で編集・削除できます |
導入判断に迷う場合は、まずMake・Buffer双方の無料プランで1週間試し、キューが詰まらないかを確認してから運用に組み込むのが現実的です。
出典・参考情報
- Make公式ヘルプ「X (formerly Twitter) app integration discontinued」: https://help.make.com/x-formerly-twitter-app-integration-discontinued
- Make.com 料金ページ: https://www.make.com/en/pricing
- Buffer 料金ページ: https://buffer.com/pricing
- X API 料金ページ (公式ドキュメント): https://docs.x.com/x-api/getting-started/pricing
Mira / AI経営ラボ 編集長
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