業務自動化

Make.comでShopify注文→Mailchimp顧客自動登録 EC販促自動化

EC・ネットショップ の業務自動化レシピ
業種EC・ネットショップ
ツールMake.com
難易度★★☆ 中
設定時間約 75 分

Shopifyで売れても、購入者をメール配信リストに手で移していては販促が回りません。Make.comを使えば、新規注文の瞬間に購入者をMailchimpへ自動登録し、タグ付けからフォローメール配信まで人手なしで動かせます。

読了目安 約8分 / 想定読者: 個人〜小規模ECショップの運営者

編集長の見解

ECの利益は新規獲得より「再購入」で積み上がります。購入者をメールリストに確実に取り込み、買ったタイミングで関係を続けられるかが分かれ目です。Make.comとMailchimpの連携は、その地味で取りこぼしやすい工程を、人手をほぼ使わず仕組み化する現実的な手段です。

このレシピで解決する課題

個人〜小規模のネットショップ運営で、販促が後回しになる最大の原因は「リスト整備の手間」です。手作業のままだと、以下のような取りこぼしが起きます。

Make.comでShopifyとMailchimpをつなぐと、これらが注文発生と同時に自動処理されます。次のセクションで、全体の流れを図で確認します。

自動化の全体フロー

このレシピでは、Shopifyの「新規注文」をきっかけに、購入者情報をMailchimpへ流し込み、タグを付けて配信対象に組み込むまでを一本の流れにします。

Shopify → Mailchimp 自動登録の流れ
🛒
01
Shopify 新規注文
顧客が注文を確定すると発火
🔍
02
Make.comが検知
氏名・メール・購入額を取得
🏷️
03
タグを判定
金額や商品で分類を決定
📧
04
Mailchimp 登録
連絡先追加+タグ付与で配信対象に

注文発生から配信リスト反映まで、平均1分以内で完了します(編集部の検証環境)

ここまでが全体像です。次に、導入に必要なものとコストを整理します。

必要なものと月額コスト

このレシピは無料枠から始められます。事業が伸びてリスト件数が増えた段階で、有料プランに切り替える判断をすれば十分です。

項目プラン月額(目安)備考
Make.comCore¥1,400前後1万オペレーション/月。無料枠は1,000回/月
MailchimpFree¥0連絡先500件・月1,000通まで
MailchimpEssentials¥1,900前後〜連絡先増加・自動配信を本格運用する場合
Shopify既存プラン追加費用なし連携自体に追加課金は発生しない

💡 コストを抑えるコツ

まずはMake.com・Mailchimpとも無料枠で構築し、動作を確認してから有料化しましょう。連絡先500件・月1,000オペレーション以内なら、完全無料で運用を始められます。為替は1ドル=約¥155で換算した目安です。

費用感がつかめたら、実際の設定手順に進みます。

設定手順(約75分)

コードは一切書きません。Make.com・Shopify・Mailchimpの3つのアカウントを用意し、画面操作だけで完了します。

Make.com 連携シナリオの作成手順
STEP 1
アカウント準備(15分)
Make.com・Mailchimpの無料アカウントを作成します。Shopifyは既存の管理画面でアプリ連携を許可できる権限があるか確認しておきます。
STEP 2
トリガー設定(15分)
Make.comで新規シナリオを作り、最初のモジュールにShopifyの「Watch Orders(注文を監視)」を選びます。接続を許可し、テスト注文で氏名・メールが取得できるか確認します。
STEP 3
タグ判定(15分)
Routerまたはフィルタを追加し、購入金額で分岐させます。たとえば1万円以上なら「高額購入」、それ未満なら「通常」とタグを決めます。差込項目はShopify側の注文データから選びます。
STEP 4
Mailchimp登録(15分)
Mailchimpの「Add/Update Subscriber(購読者を追加・更新)」モジュールを置き、対象オーディエンスを選択。メール・氏名をShopifyの取得項目から差し込み、STEP 3で決めたタグを付与します。
STEP 5
テストと本番化(15分)
「Run once」でテスト注文を流し、Mailchimpに連絡先とタグが反映されるか確認します。問題なければシナリオをONにし、スケジュール(例: 15分ごと)を設定して完了です。

設定が終わったら、よくある失敗を先に潰しておきましょう。

導入前後で何が変わるか

手作業のリスト管理と自動化後を、月間の工数で比較します。数字は個人ECショップを想定した編集部の試算です。

月間のリスト管理・配信準備の工数
導入前(手作業)
  • 注文画面から手で転記(月8時間)
  • タグ・分類を手作業で判定(月4時間)
  • 配信前のリスト整理(月3時間)
  • 合計 月15時間
導入後(Make.com自動化)
  • 登録は自動(0分)
  • タグも自動付与(0分)
  • 確認のみ(月1時間)
  • 合計 月1時間

月約14時間の削減(編集部の試算)

時間が浮くだけでなく、購入直後にフォローが届くことで再購入のきっかけを逃しません。続いて注意点を整理します。

⚠️ よくある失敗と対策

自動化は便利な反面、設定を誤ると配信トラブルにつながります。最初の運用前に必ず確認してください。

⚠️ 同意なし登録によるスパム扱い

購入者を無条件にメール配信リストへ入れると、特定電子メール法やMailchimpの規約に抵触する恐れがあります。Shopifyの注文時に「メール配信に同意する」チェックを設け、同意した顧客のみ登録する分岐をMake.com側に必ず入れてください。

⚠️ 重複登録とオペレーション浪費

同一顧客が複数回購入するたびに新規登録しようとすると、エラーや無駄なオペレーション消費が起きます。Mailchimpは「Add/Update(追加・更新)」モジュールを使えば既存連絡先は更新扱いになるため、こちらを選んでください。

💡 配信は段階的に

最初からフォローメールを自動送信せず、まずは登録とタグ付けだけを自動化しましょう。リストが正しく溜まることを2週間ほど確認してから、Mailchimp側の自動配信(オートメーション)を有効化すると失敗が減ります。

対策を押さえたら、ツールの選び方も確認しておきましょう。

ZapierやKlaviyoとどう違うか

同じ連携は他のツールでも実現できます。自社の規模と目的に合わせて選びます。

ツール月額(目安)向いているケース編集部の評価
Make.com¥1,400前後〜複数分岐や条件処理を安く組みたいコスパ重視の小規模ECに最適
Zapier¥3,000前後〜設定の分かりやすさを最優先初心者向けだがやや割高
Klaviyo¥3,000前後〜メール販促を本格的に伸ばしたいEC特化だが小規模には過剰な場合も

編集部メモ

「とにかく安く・柔軟に」ならMake.com、「設定の簡単さ重視」ならZapier、「メール販促で売上を伸ばすフェーズ」ならKlaviyoという棲み分けが現実的です。本レシピのMailchimp連携は3ツールいずれでも組めるので、まずは無料枠のあるMake.comで試すのが堅実です。

似た構成の他レシピも参考になります。たとえばMake.comでShopify注文をLINE通知する自動化は購入後フォローの即時化に、ZapierでShopify→Mailchimp連携は同じ目的をZapierで組む場合に、ZapierでShopify→Klaviyo連携はメール販促を本格化する段階で役立ちます。

このレシピを今日から始める

無料枠だけで構築できるため、リスクなく試せます。下のリンクからMake.comに登録し、上記の手順に沿って約75分で連携を組んでみてください。

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出典・参考情報


Mira / AI経営ラボ 編集長

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