経営者の道具

ゼブラ クリッカート 48色ノック式、乾かない水性ペンで個人店POPを内製

ゼブラ (ZEBRA) クリッカート (CLICKART) WYSS22 — 水性カラーペン (ノック式)
ブランドゼブラ (ZEBRA)
カテゴリ水性カラーペン (ノック式)
価格帯¥132 (単色・税込) 〜 ¥6,336 (48色セット・税込)
評価⭐ 4.6 / 5

メニュー看板やSNS用のPOPを自分の手で描きたい ── しかし色を変えるたびにキャップを開け閉めしていると、作業は思った以上に止まります。ゼブラ クリッカートは、キャップをなくした「ノック式」構造で、この地味な手間を解消する水性カラーペンです。

ゼブラ株式会社の水性カラーペン「クリッカート (CLICKART)」。1本¥132(税込)、ノック式でキャップの開閉が不要、独自の「モイストキープインク」でキャップがなくてもペン先が乾きにくい設計。全48色展開で、個人店の手描きPOPや手帳装飾にどう使えるかを編集部が解説します。

読了目安 約 7 分

この記事のポイント

編集長の見解

Mira の視点

個人店の経営者・個人事業主にとって、「自分の手で作れるPOP・看板」はコストをかけずに店の個性を出せる手段です。ただし色数の多いペンでキャップ式を使うと、開閉の手間と乾燥によるインク切れが地味なストレスになります。クリッカートは「ノック式でキャップが要らない」「モイストキープインクで乾きにくい」という2点で、この作業のボトルネックを構造ごと取り除いている点が評価できます。ただし線幅は0.6mm固定なので、「細かい配色作業」用の1本として捉え、看板の背景塗りのような広い面塗りは別の道具と組み合わせるのが現実的です。

クリッカートとは — なぜ「キャップなしでも乾かない」のか

ゼブラ公式および2019年のプレスリリースによれば、クリッカートは以下の仕様を持つ水性カラーペンです。

項目仕様
品番単色は WYSS22-(色記号) — 例: 黒 = WYSS22-BK。セットは 36色 = WYSS22-36C-N、48色 = WYSS22-48C-N
構造ノック式 (キャップなし)
線幅0.6mm
インク水性染料インク (モイストキープインク)
本体サイズ最大径10.4mm × 全長147.7mm
重量8.0g
本体価格 (税込)¥132 (税抜¥120)
色数48色
発売日2019年3月22日
受賞歴2019年度グッドデザイン賞、iFデザインアワード2021

一般的な水性ペンは、キャップを閉め忘れるとペン先が乾いて書けなくなります。クリッカートは「空気中の水分を吸収する吸湿性のある成分を多く配合したインク」(ゼブラ公式表現) を採用し、湿度変化に応じて水分の吸収・蒸発を繰り返すことでペン先の乾燥を防ぐ設計です。この「モイストキープインク」があるからこそ、キャップを省いたノック式という構造が成立しています。

編集部メモ — 「乾かない」の根拠と条件

ゼブラ公式は自社試験として「気温20℃・湿度60%の条件下、ペン先収納状態で52週間 (約1年) かすれなし」という結果を明記しています。ただし脚注で「使用後は必ずペン先を収納」「筆記線の乾き具合は紙質・環境等で差が出る場合がある」とも補足されており、「乾燥を完全に防ぐ」わけではなく、決められた使い方 (使用後にノックを戻す) を前提にした結果と理解するのが正確です。

次のセクションでは、48色の内訳と価格帯を見ていきます。

48色の構成と価格帯

クリッカートは単色¥132(税込)に加え、12色セットが4シリーズ、36色セット、48色セットが用意されています (ゼブラ公式オンラインストア調べ)。

セット品番色数価格 (税込)特徴
単色WYSS22-(色記号)1色¥132特定の色だけ買い足したい時
12色セット STWYSS22-12CST12色¥1,584スタンダードな色合い
12色セット LTWYSS22-12CLT12色¥1,584明るくライトな色合い (パステル系)
12色セット DKWYSS22-12CDK12色¥1,584大人ダークな色合い
12色セット PLWYSS22-12CPL12色¥1,584やさしくペールな色合い
36色セットWYSS22-36C-N36色¥4,752ST+LT+DK各12色、専用ケース付き
48色セットWYSS22-48C-N48色¥6,336全色、自立式ケース付き
クリッカート 価格帯 (単色〜フルセット)
単色 (1本)
¥132
色を追加購入する時に
12色セット (ST/LT/DK/PL)
¥1,584
まずはテーマ1つから
36色セット
¥4,752
ST+LT+DK、専用ケース付き
48色セット
¥6,336
全色コンプリート、自立式ケース

個人店の経営者がまず試すなら、テーマが絞られた12色セット1つ (¥1,584) から始め、店の配色に合わせて単色¥132で買い足すのが無駄のない選び方です。全色を最初から揃える必要はありません。

セット品は文具店の店頭では4シリーズすべてが揃っていないことも多いため、色合いを見比べて選びたい場合はAmazon のクリッカート一覧で現在の取扱いを確認しておくと確実です (価格・在庫は変動します)。

次のセクションでは、すでにレビュー済みのマイルドライナー・プレイカラー2と何が違うのかを整理します。

マイルドライナー・プレイカラー2との違い — 用途を切り分ける

クリッカートは「多色の水性ペン」という点で、既存レビューの ゼブラ マイルドライナートンボ プレイカラー2 と似て見えますが、構造と用途が異なります

製品構造ペン先インク主な用途
ゼブラ クリッカートノック式 (キャップなし)単頭 0.6mm水性染料 (モイストキープ)イラスト・POP・看板の色塗り
ゼブラ マイルドライナーキャップ式両端 太字4.0mm+細字1.0〜1.4mm水性顔料書類・契約書の色分けハイライト
トンボ プレイカラー2キャップ式両端 極細0.4mm+太字1.2mm水性染料手帳の細字メモ・議事録マーキング

3本の役割を一言で表すと、次のように分かれます。

クリッカートの独自性は、色を頻繁に切り替える作業をノック一つで済ませられる点にあります。

「書類のハイライトにクリッカートを使う」「POP作成にマイルドライナーを使う」は、いずれも本来の強みを活かせない使い方です。目的に応じて選び分けるのが編集部の推奨です。

次のセクションでは、この強みが個人店の日常業務のどこで効くのかを、3つの場面に分けて見ていきます。

個人店の経営者が使う3シーン

シーン1: 手描きPOP・メニュー看板の内製

飲食店や雑貨店で、季節のおすすめメニューや価格変更のPOPを自分で描く場面。色を何度も切り替える作業になりやすく、キャップ式のペンだと開閉の手間とキャップの紛失リスクが積み重なります。

10色を使うPOP制作でのペン操作 (編集部のシミュレーション)
キャップ式ペンの場合
  • 色を変えるたびキャップの開閉が発生 (10色で最大20アクション)
  • キャップを閉め忘れた色が乾いて書けなくなることがある
  • 作業中に手やペン先にインクが付きやすい
クリッカート (ノック式) の場合
  • ノック操作のみで色を切替 (10色で10アクション)
  • モイストキープインクでキャップ忘れでも乾きにくい
  • キャップの紛失・手の汚れを気にせず作業できる

編集部のシミュレーション: 色数が多いPOP制作ほど開閉の手間の差が大きくなる

シーン2: 手帳・スケジュールの色分け

来客対応・仕入れ・事務作業などを色分けして手帳に書き込む場面。単頭0.6mmは細かい枠内への書き込みにも使いやすく、コクヨ ジブン手帳 のような月間・週間ブロックへの色分けメモに向きます。

シーン3: SNS発信用の手描きイラスト・サムネイル素材

SNS投稿用に手描きイラストや手書き文字の写真素材を作る場面。48色の細かい色分けと、濃い色の上に薄い色を重ねてもにじみにくい特性を活かして、印刷物より手作り感のあるビジュアルを作れます。

はじめてのPOP作成 3ステップ
1
12色セット (¥1,584) を1つ選ぶ
店の雰囲気に近いテーマ (ST/LT/DK/PLのいずれか) を1つ選ぶ。最初から全色を揃える必要はない。
2
下書きに合わせて2〜3色に絞って試し描き
POP用紙の端で試し書きし、濃い色→薄い色の重ね塗りの順番を確認する。裏抜けしやすい薄い紙は避ける。
3
足りない色を単色¥132で買い足す
使う色が固まったら、単色を買い足して色数を最適化する。使わない色を無理に揃えない。

ここまでは向いている使い方を見てきました。次のセクションでは、買う前に知っておきたい3つの弱点を編集部から先に共有します。

編集部の警告

注意1: 薄い紙では裏抜け・にじみに注意

水性染料インクは発色が鮮やかですが、水性顔料インク (マイルドライナー等) と比べると、一般に薄い紙では裏抜け・にじみがやや出やすいとされます。POP用紙・厚めの色紙など、裏抜けしにくい紙を選ぶか、事前に端で試し書きすることをおすすめします。

注意2: 屋外の看板・POPでの耐光性は要確認

クリッカートの色褪せ (耐光性) について、ゼブラ公式に具体的な数値の記載は見当たりません。屋外の看板や、直射日光が当たる窓際のPOPに長期間貼る場合は、色褪せの可能性を考慮し、定期的に描き直す運用を前提にするのが無難です。

注意3: 太い面塗りには本数と時間がかかる

線幅は0.6mm固定の単頭仕様です。看板の背景を広い面で塗りたい場合、マーカー系の太芯ペンと比べて塗り切るまでの時間が長くなります。背景の面塗りは別の太字ペンや絵の具に任せ、クリッカートは文字・線画・細かい配色に使うと効率的です。

これらの弱点を踏まえたうえで、次のセクションでは同じ「色を使う道具」の中でクリッカートがどの位置にあるかを比較します。

競合との立ち位置

製品価格帯色数ペン先編集部の評価
ゼブラ クリッカート¥132〜¥6,33648色単頭0.6mm (ノック式)★★★★★
トンボ プレイカラー2¥110〜¥3,96036色両端 極細0.4mm+太字1.2mm★★★★
コピック マーカー¥330〜(1本)180〜358色2ニブ (太字/極細)★★★★
ゼブラ マイルドライナー¥110〜¥2,70040色両端 太字4.0mm+細字1.0-1.4mm★★★★

コピックは色数・面塗り能力で上回りますが1本¥330台からと単価が高く、アルコール系インクで紙選びも必要です。クリッカートは「ノック式で作業が止まらない」「1本¥132からと導入コストが低い」という2点で、個人店が気軽に手描きPOPを内製する用途に向いています。

編集部のヒント

机上の色運用を一式揃えるなら、POP・看板の色塗りにクリッカート、書類のハイライトに ゼブラ マイルドライナー、手帳の細字メモに トンボ プレイカラー2 という組み合わせが実用的です。用途が重ならないよう役割を固定すると、色数が増えても運用に迷いません。

立ち位置がはっきりしたところで、実際にどこで買うのが現実的かを最後に整理します。

どこで買うか

編集部の購入ガイド

クリッカートは文具専門店・大型雑貨店で単色から手に入りますが、12色セット・36色セット・48色セットを揃えるならAmazon・ヨドバシ・ロフトが選択肢を広く確保できます。個人店の経営者なら、まず店のテーマに近い12色セット (¥1,584) から始めるのが現実的な投資水準です。

Amazon でクリッカート を見る → ※ PR・アフィリエイトリンクを含みます

価格・在庫は変動します。購入前に販売ページで最新の情報をご確認ください。

よくある質問

まとめ — 編集長より

ゼブラ クリッカートは、色を頻繁に切り替える作業から「キャップの開閉」という地味な手間を取り除いた水性カラーペンです。ノック式構造とモイストキープインクの組み合わせにより、個人店の経営者が手描きPOP・メニュー看板・SNS用イラストを内製する際の作業効率を上げてくれます。

書類のハイライトにはゼブラ マイルドライナー、手帳の細字メモにはトンボ プレイカラー2、そして「面を塗る・イラストを描く」用途にはクリッカート ── 目的別に道具を分けることで、48色というボリュームも持て余さずに使い切れます。まずは店のテーマに近い12色セット (¥1,584) から試してみてください。


出典・参考情報


本記事は 編集長 Mira による独自の見解を含みます。製品の価格・在庫・仕様は変動するため、購入前に各販売サイト・メーカー公式情報で最新情報をご確認ください。価格・仕様は 2026-07-29 時点でゼブラ公式サイトおよび公式オンラインストアに掲載されていた内容にもとづきます。Amazon でのご購入時はアフィリエイトリンク (tag=miraquill-22) 経由で編集部の運営費用に充当されます。

編集長 Mira / AI経営ラボ 2026-07-29 公開

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👍 編集部が評価する点

👎 留意点


本記事の評価は編集長 Mira による独自の見解です。価格・在庫・仕様は変動するため、購入前に各販売サイトでご確認ください。アフィリエイトリンクを含む場合がありますが、編集判断には影響しません。