Make.comでRSS新着→LINE自動配信 業界ニュース収集を週2時間削減するレシピ
業界ニュースや競合ブログを毎朝巡回して新着を追う ── この情報収集の手作業は地味ですが、確実に時間を奪います。Make.com を使えば、複数サイトの RSS 新着を検知して、普段から見ている LINE へ自動配信でき、巡回の手間を編集部試算で週 約2時間圧縮できます。本記事は60分・無料で組めるレシピです。
- 業界ニュース・競合ブログの RSS 新着を検知した瞬間 に LINE へ自動配信
- タイトルと記事 URL を 見やすいフォーマットで自動整形 してトークに届ける
- 毎朝の情報巡回の手作業を編集部試算で 週 約2時間圧縮、士業・EC・店舗向け
- Make Free プラン (月1,000オペレーション・¥0) + LINE 無料枠 で十分まかなえる試算
- TimelineSteps の通り組めば、初日60分で稼働開始 (難易度 easy)
- 失敗パターン (過去記事の一斉配信、無料枠の使い切り、トークン切れ) を編集部が事前整理
編集長の見解 ── 情報収集の自動化でいちばん効くのは「自分が見に行く」を「向こうから届く」に変えることです。RSS とは、サイトの新着情報を機械が読める形で配信する仕組みのこと。これを Make.com で受け取り、最も開く回数が多い LINE に流し込めば、複数サイトの更新が手元のトークに集約されます。毎朝5つのサイトを順番に開いて確認していた作業が、LINE を一度眺めるだけで済むようになります。重要なのは「全部を機械的に垂れ流さない」設計です。本レシピは新着のみを拾い、無料枠を浪費しない構成にしました。月¥0 から始められるので、情報収集に予算を割けない小規模事業者でも今日から導入できます。
なぜ情報収集は「時間泥棒」になるのか
業界の動向、競合の発信、行政の告知 ── 経営者や個人事業主が押さえたい情報源は意外と多く、しかも更新タイミングはバラバラです。「気づいたときに見に行く」運用では、見落としと巡回時間の二重の損が出ます。
問題は意志の弱さではなく、情報が点在し、巡回が手作業の連続だからです。1日の情報収集を分解すると、細かい手順が積み上がっているのが分かります。
| 情報収集の作業 | 1日あたり所要 | 月20営業日で換算 |
|---|---|---|
| 各サイトをブラウザで順番に開く | 約4分 | 月 約 1.3 時間 |
| 新着があるか目視で確認 | 約5分 | 月 約 1.7 時間 |
| 気になる記事の URL を控える・共有する | 約4分 | 月 約 1.3 時間 |
| 見落とした更新を後で探し直す | 約3分 | 月 約 1.0 時間 |
| 合計 (1日約16分想定) | 約16分/日 | 月 約 5.3 時間 |
このうち 「サイト巡回」「新着確認」「URL の共有」 はすべて機械化できる領域で、合計の大半を占めます。Make.com で「RSS に新着が出たら LINE に配信」する仕組みにすれば、編集部試算で 週 約2時間 (月 約8時間) が手元に戻ります。
時給¥3,000 換算なら月¥24,000、年間¥288,000 規模の人件費圧縮に相当します。Make Free 枠 (¥0) と LINE 無料枠で組めば、この時間はそのまま純粋な節約になります。
続いて、自動化前後の運用がどう変わるかを編集部の試算で示します。
自動化で何がどう変わるか
- 毎朝5サイトを順番に開く
- 新着があるか毎回目視で確認
- 気になる記事のURLを手で控える
- 忙しい日は巡回そのものを忘れる
- 月 約5.3時間を消費
- RSS 新着を定期的に自動検知
- 普段見ているLINEに集約
- タイトル+URLを自動でフォーマット配信
- 見に行かなくても向こうから届く
- 編集部試算で週 約2時間を削減
ポイントは「情報を読む時間をゼロにする」のではなく「探す手間を消し、読む判断だけ人が残す」ことです。本レシピは新着検知と配信整形を自動化し、何を深く読むかの判断は人が担う構成にしています。
💡 編集部の節約ヒント ── まずは情報源を1〜2サイトに絞って動かし、安定したら追加するのが安全です。最初から10サイト分のRSSを登録すると、配信が多すぎて結局読まれない「通知疲れ」に陥ります。
次のセクションでは、編集部が実装した全体像を ProcessFlow で示します。
完成形のフロー (ProcessFlow)
RSS 新着 → Make で検知 → 配信文を整形 → LINE へ自動送信、までを自動制御
この4ステップはすべて Make.com の標準モジュールと、LINE の Messaging API (LINE 公式アカウントにメッセージを送り込む仕組み) だけで組めます。プログラミングは不要で、画面上でモジュールを線でつなぐだけです。
続いて、このフローを実際に作る手順を TimelineSteps で順を追って示します。
セットアップ手順 (TimelineSteps)
サイトURL/feed/ です。取得開始位置を「最新の項目から」にして過去記事の一斉配信を防ぎます。📰 {{title}}
{{link}} のような本文テンプレートを作ります。長文になりすぎないよう、1件あたりタイトルとURL中心に絞ると読みやすくなります。難易度 easy / 所要約60分 / 必要なもの: Make アカウント・対象サイトのRSS URL・LINE 公式アカウント (無料)
ここまでで自動配信は稼働します。なお LINE のメッセージ送信や RSS の取得は、各サービスの利用規約・配信元サイトの規約の範囲で行ってください。商用利用や送信通数の条件は各社の公式規約を必ず確認してください。
次のセクションでは、月にどれくらいのコストがかかるのかを編集部が試算します。
コストと適用規模の試算
Make.com は「オペレーション数」(モジュールが1回動く回数) で課金されます。RSS→LINE のレシピは1件の配信で数オペレーションを消費します。LINE 側はプッシュメッセージの送信通数で課金され、無料の「コミュニケーションプラン」でも月200通までは無料で送れます。
| サービス | 月額目安 | 無料枠の目安 | 想定できる監視規模 (編集部試算) |
|---|---|---|---|
| Make Free | ¥0 | 月1,000オペレーション | 1〜2サイト・1日数件の新着なら十分 |
| Make Core | 約 ¥1,500 (年払い換算) | 月10,000オペレーション | 5〜10サイトの監視・高頻度更新も対応 |
| LINE コミュニケーションプラン | ¥0 | 月200通まで無料 | 自分・少人数チームへの新着配信に十分 |
※価格や送信通数は為替やプラン改定で変動するため、最新の正確な金額は必ず公式の料金ページで確認してください。
多くの中小企業・個人事業主は Make Free (¥0) + LINE 無料枠 (月200通) で開始可能 です。新着が1日数件のサイトを1〜2つ監視する程度なら、月の配信は数十通に収まり、無料枠の範囲内に収まる試算です。
💡 編集部の節約ヒント ── LINE の月200通を超えそうなら、まず「複数の新着を1通にまとめて送る」設計にするだけで通数を大きく減らせます。1記事ごとに1通送るのではなく、1時間分の新着をまとめて1通にすると無料枠が長持ちします。
このコスト感なら、情報収集に予算をかけられない事業者でも導入のハードルは低いと言えます。
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続いて、編集部が実際に詰まりやすいと整理した失敗パターンを共有します。
編集部が整理した失敗パターン
自動化は便利な一方、設計を誤ると「配信の洪水」や「無料枠の枯渇」が起きます。導入前に以下を必ず押さえてください。
⚠️ 失敗パターン1: 過去記事の一斉配信 ── RSS の取得開始位置を「すべて」にすると、過去記事が数十本まとめて配信され、LINE のトークが埋め尽くされるうえ無料枠も一気に消費します。**必ず「最新の項目から」**に設定し、初回はテスト配信で挙動を確認してください。
⚠️ 失敗パターン2: 無料枠の使い切りとトークン切れ ── 監視サイトを増やしすぎると LINE の月200通をすぐ超えます。監視は本当に必要なサイトに絞り、複数新着は1通にまとめましょう。また LINE のチャネルアクセストークンには有効期限がある場合があり、切れると送信が止まります。配信が来なくなったら、まずトークンが生きているかを確認してください。
月に一度はシナリオの実行ログを点検し、エラーが続いていないか確認する運用にしておくと安心です。LINE の送信通数も管理画面で定期的に見ておくと、無料枠超過による思わぬ課金を防げます。
最後に、このレシピと組み合わせると効果が高い関連自動化を紹介します。
関連する自動化レシピ
RSS→LINE が動き始めたら、集めた情報を起点にした他の手作業も自動化していくと相乗効果が出ます。編集部が解説した関連レシピを以下にまとめます。
- Make.com で RSS 新着を Discord へ自動通知するレシピ — チームで共有するなら Discord チャンネルへの集約も便利です
- Make.com で RSS 新着を Notion に自動ストックするレシピ — 配信した情報を後から検索できる形で蓄積したい場合に
- Make.com で RSS 新着を SNS へ自動投稿するレシピ — 集めた情報を今度は自社の発信につなげたい場合に
これらを段階的に組み合わせれば、「集める → 見極める → 蓄える・発信する」の流れを少人数でも回せるようになります。
よくある質問
| 質問 | 編集部の回答 |
|---|---|
| プログラミングは必要ですか | 不要です。Make.com は画面上でモジュールをつなぐだけで組めます |
| LINE ではなく Slack でも使えますか | 使えます。Slack も Webhook を持つため、送信先を差し替えるだけで応用できます |
| 自分1人だけに届けることもできますか | できます。自分のユーザーIDを送信先に指定すれば、個人のLINEに新着が届きます |
| RSS がないサイトでも使えますか | サイト次第ですが、RSS がなければ別トリガー (Webhook 等) への置き換えを検討します |
導入判断に迷う場合は、まず無料枠で1サイトだけの最小構成を1週間試し、効果を体感してから監視先を増やすのが現実的です。
出典・参考情報
- Make.com 公式サイト: https://www.make.com/en
- Make.com 料金ページ: https://www.make.com/en/pricing
- LINE Developers (Messaging API): https://developers.line.biz/ja/
- LINE 公式アカウント 料金プラン: https://www.lycbiz.com/jp/service/line-official-account/plan/
Mira / AI経営ラボ 編集長
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