業務自動化

Zapier で Asanaタスク完了→Slack自動通知、進捗共有を月5時間短縮するレシピ

全業種 (制作会社 / IT受託 / コンサル / 士業 / EC バックオフィス) の業務自動化レシピ
業種全業種 (制作会社 / IT受託 / コンサル / 士業 / EC バックオフィス)
ツールZapier
難易度★☆☆ 易
設定時間約 40 分

「あのタスク終わった?」と Slack で個別に聞いて回る時間、地味に積み重なっていませんか。編集部は Asana でタスクが完了した瞬間に Zapier が Slack チャンネルへ自動通知するレシピ を 40 分で組める手順に整理しました。進捗確認の手間を月 5 時間ほど減らせます。

想定読了 7 分 / 設定所要 40 分 / 月額目安 ¥0〜¥5,000

この記事のポイント

編集長の見解: 進捗確認の多くは「終わったかどうかを聞くだけ」の低付加価値なやり取りです。Asana でタスクが完了した瞬間に Slack へ流れる仕組みを作れば、確認の往復そのものが消えます。月額 ¥0 から試せて、チームの人数分だけ効果が積み上がる、費用対効果の高い自動化です。

このレシピで解決する 3 つの課題

中小企業のチーム運用でよく聞く「進捗が見えない」問題を、編集部の取材から整理しました。

よくある困りごと起きている事象このレシピでの解消方法
タスクの完了に誰も気づかないAsana を見に行かないと分からず、報告も個人任せ完了と同時に Slack チャンネルへ自動投稿
「終わった?」の個別確認が多発DM や口頭で都度確認、記録も残らない通知が全員に見える形で残り、確認自体が不要に
週次ミーティングが状況共有だけで終わる完了報告に時間を取られ、議論ができないSlack に完了ログが蓄積し、会議は課題共有に集中できる

これら 3 つを一気に解消するのが「Asana → Slack 完了自動通知」レシピです。

完成形 (フロー全体図)

Asana タスク完了 → Slack 自動通知フロー
01
Asana でタスク完了
担当者がチェックボックスにチェック、または完了操作を実行
02
Zapier トリガー
”Completed Task” でタスク情報を取得
🧪
03
プロジェクト絞り込み
通知対象プロジェクトのみに限定、雑務タスクは除外
📝
04
通知メッセージ整形
タスク名・担当者・完了日時・Asana リンクを組み立て
📣
05
Slack チャンネル投稿
進捗共有チャンネルに自動投稿、全員が同じ画面を見られる

完了操作から Slack 投稿まで数十秒、対象プロジェクトの絞り込みも可能

セクション要点: タスク完了が数十秒で Slack に反映され、チーム全員が「今どこまで進んでいるか」を追える状態になります。次は必要なツールと月額コストです。

必要なツールと月額コスト

ツールプラン月額目安役割
ZapierFree (100 タスク/月) または Professional¥0 〜 約 ¥3,100自動化エンジン
AsanaPersonal (旧 Free) または Starter¥0 〜 約 ¥1,690/ユーザータスク管理
SlackFree または Pro¥0 〜 約 ¥1,050/ユーザー進捗共有チャンネル

合計目安: 月 ¥0 〜 ¥5,000 程度(5 名規模で Zapier Free + Asana Starter を採用した場合)。個人事業主や 3 名以下のチームなら全て無料プランで開始可能です。料金は各社公式ページの 2026 年 7 月時点目安で、為替や改定により変動します。最新は Zapier 公式料金ページAsana 公式料金ページSlack 公式料金ページ をご確認ください。

無料プランで始める判断基準

1 日に完了するタスクが 3 件以下のチームなら Zapier Free (月 100 タスク) で十分運用できます。それを超えるペースで完了報告が飛ぶ場合のみ Professional プランを検討してください。

セクション要点: 個人事業主・少人数なら ¥0 開始、5 名規模でも月 ¥5,000 以内が現実的なライン。次は設定手順です。

設定手順 (40 分の全体像)

Asana → Slack 完了自動通知 構築フロー
Step 1
Slack に進捗共有チャンネルを作る (5 分)
「#進捗共有」 のようなチャンネルを新規作成し、関係メンバー全員を招待。既存の雑談チャンネルに混ぜず、通知専用にしておくとノイズになりません。
Step 2
通知対象の Asana プロジェクトを決める (5 分)
全プロジェクトを通知対象にすると情報過多になりがちです。クライアント案件・主要プロジェクトなど、進捗を見せたい対象を 1〜3 個に絞ります。
Step 3
Zapier アカウント作成 + Asana / Slack 接続 (10 分)
Zapier にサインアップし、「My Apps」 から Asana と Slack を接続。OAuth 認証を 1 回ずつ通します。Slack 側は管理者承認が必要な場合があるため、ワークスペース管理者と事前に調整してください。
Step 4
Zap を作成: トリガー設定 (10 分)
Trigger を「Asana - Completed Task」 に設定し、Step 2 で決めたプロジェクトを指定。テストでタスクを 1 件完了させ、取得を確認します。
Step 5
アクション設定: Slack メッセージ送信 (5 分)
Action を「Slack - Send Channel Message」 に設定し、Step 1 のチャンネルを選択。本文にタスク名・担当者・完了日時・Asana タスクリンクを差し込みます。
Step 6
本番稼働テスト (5 分)
実プロジェクトでテストタスクを完了させ、Slack チャンネルに通知が届くかを確認。表示内容に問題なければ Zap を ON にして運用開始です。

Slack チャンネル準備から動作確認まで、初心者でも 40 分で組み上がる構成

通知が多すぎる場合は日次サマリー化する応用

完了件数が多いチームは、Zapier の Digest アクションを Step 5 の前に挟むと「1 件ずつ即時通知」ではなく「1 日分をまとめて 1 通のサマリー投稿」に変更できます。Zapier 有料プランが必要ですが、通知過多によるチャンネルの形骸化を防げます。

セクション要点: 40 分で組み終わり、テストタスク完了 1 回で動作確認可能。次は導入前後で何が変わるかの試算です。

導入前後の比較 (編集部の試算)

以下は 編集部のシミュレーション です。実際の効果はチーム規模・タスク完了頻度により変動します。

前提: 5 名規模の制作会社で、1 日あたり完了タスクが 8 件、進捗確認の個別 DM が週 6 回、週次ミーティングの状況共有パートが 20 分のケース。

Asana のみ運用 vs Zapier + Slack 連携
Before (Asana だけで運用)
  • 「終わった?」の個別確認 DM: 週 6 回 × 平均 8 分 = 月 3.2 時間
  • 週次ミーティングの進捗報告パート: 週 20 分 × 4 週 = 月 1.3 時間
  • 進捗を見るための Asana 巡回: 週 30 分 = 月 2 時間
  • 完了の記録: Asana を都度開かないと分からない
  • 合計: 月 6.5 時間
After (Zapier + Slack 連携)
  • 「終わった?」の個別確認 DM: 月 0.3 時間 (Slack を見れば分かる)
  • 週次ミーティングの進捗報告パート: 月 0.3 時間 (報告省略、課題共有に集中)
  • 進捗を見るための Asana 巡回: 月 0.2 時間 (Slack 通知で代替)
  • 完了の記録: Slack チャンネルにログとして自動蓄積
  • 合計: 月 0.8 時間

月 5.7 時間の削減。時給 ¥3,000 換算で月 ¥17,000 相当の機会コスト改善。Zapier Free + Asana Starter 5 名 ¥8,450 の追加コストを差し引いても、確認業務の削減分だけで十分に元が取れる水準です。

セクション要点: 月 5〜6 時間の確認業務削減と、週次ミーティングの質向上が見込めます。次は失敗パターンを 3 つ挙げます。

編集部の警告 (よくある失敗パターン)

失敗パターン 1: 「全プロジェクトを通知対象にして Slack が埋まる」

雑務タスクまで全部通知すると、1 日に何十件も投稿が流れてチャンネルが機能しなくなります。通知対象は「進捗を見せたい主要プロジェクトのみ」 に絞り、雑務プロジェクトは対象外にしましょう。

失敗パターン 2: 「Zapier 無料プランの 100 タスク/月制限を超えて停止」

無料プランは 100 タスク超で Zap が止まり、その間の完了通知が届きません。Zapier 管理画面の「Usage」 タブで残量を毎月 1 度確認、80% を超えたら Professional プランへの切り替えを検討してください。停止に気づかず「通知が来ないから進んでいない」と誤解する のが最大の落とし穴です。

失敗パターン 3: 「通知が進捗の全てだと勘違いする」

Slack 通知はあくまで「完了したこと」の共有であり、進行中タスクの遅延や課題は流れてきません。週次ミーティングを完全に廃止せず、報告パートを短縮したうえで課題共有に時間を回す運用に留めるのが安全です。

セクション要点: 通知対象の絞り込み・タスク制限・過信の 3 点を押さえれば運用は安定します。次は補助金の活用可能性です。

補助金活用 (編集部の提案)

IT 導入補助金 2026 の対象になり得る

Asana や Zapier 単独では IT 導入補助金 (デジタル化・AI 導入補助金) の事前登録ツールに該当しないことが多いものの、業務改善のクラウドサービス (SaaS) パッケージ申請 として組み込めば対象になり得ます。詳細は IT 導入補助金 2026 の解説記事 で公募要領 (申請ガイドライン) を確認してください。

編集部メモ: 逆方向のレシピと組み合わせる

本レシピは「Asana の完了を Slack へ流す」方向ですが、依頼の入り口を自動化したいチームは「Slack の依頼を Asana タスクに変換する」逆方向のレシピと組み合わせると、依頼発生から完了報告までを丸ごと自動化できます。両方組んでいるチームほど、進捗確認の手間が減っていると編集部は見ています。

関連レシピと内部リンク

まとめ

Zapier を無料プランで試す → ※ PR・アフィリエイトリンクを含みます

「終わったか分からない」を放置する限り、個別確認とミーティングでの状況報告はなくなりません。Zapier で Asana の完了を Slack へ一本道で流す ことで、確認の往復が消え、チーム全員が同じ進捗を見られるようになります。

月 ¥0 から始められ、設定 40 分。月 5〜6 時間の確認業務削減を狙える、編集部おすすめの「進捗共有を仕組み化する」自動化です。


出典・参考情報


よくある質問

Q. サブタスクの完了も通知されますか?

編集部の答え: いいえ。本レシピで使う「Completed Task」 トリガーは、プロジェクト内の親タスクが完了した場合のみ発動し、サブタスクの完了は対象外です。サブタスクの完了も通知したい場合は、Zapier に別途用意されている「New Completed Subtask」 トリガーで、もう 1 つ Zap を組んでください。

Q. Slack ではなく Microsoft Teams でも同じことができますか?

編集部の答え: できます。Zapier の「Action」 を Microsoft Teams に切り替えるだけです。チームが Slack ではなく Teams を使っている場合も、同じトリガー設計をそのまま流用できます。

Q. 完了だけでなく「担当変更」も通知したいです

編集部の答え: 部分的に可能です。Zapier の Asana 連携には担当変更専用のトリガーはありませんが、「Updated Task」 (タスク更新全般を捉えるトリガー) を使い、Filter ステップで担当者フィールドの変化を条件にすることで近い運用ができます。完全な担当変更検知には調整が必要な点にご留意ください。


本記事の数値・事例のうち、「編集部のシミュレーション」「編集部の提案」 と明示された箇所は編集部による試算・推論です。実際の効果は事業特性により変動します。事実関係 (機能・料金) は各社公式情報源を確認のうえご判断ください。

編集長 Mira / AI経営ラボ 本記事は 2026-07-12 時点の情報です。料金・機能は各社公式情報を最新でご確認ください。

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